CGってもう、すごいことになってんのね
どうもアニです。
Netflixの『ラブ、デス&ロボット』(原題:LOVE,DEATH&ROBOTS)シーズン2を観ました。映画監督のティム・ミラーとデビッド・フィンチャーらが製作総指揮を務める大人向けオムニバス短編アニメ集です。
シーズン1は18エピソードでしたがシーズン2は8エピソードで、2022年にはシーズン3の配信も決定してるみたいです。1エピソードが10分くらいなので、サクサク観られます。ちょっとした空き時間に観るのにちょうどいい感じ。内容は大人向けだけあってかなりダークですが。
同じくNetflixの『ブラック・ミラー』(2011年~)とテイスト的には近い気がしますが、それをさらに進化させた感もあります。『ラブ、デス&ロボット』の方はアニメーションなので、もっと宇宙の話とかが多い。
シーズン1も2もエピソードの多くは3DCGのアニメーションで作られてて、世界中のCGスタジオがそれぞれ製作してるみたいなんですけど、単純な感想として、「CGってもうすごいことになってんのね」と思いました。とはいえ、ゲーム機はプレステ3で止まってる奴の言うことなので、もうこのくらいが普通なのかもしれないけど。
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なんか最新ゲームのストーリー部分で流れるムービーみたいだなとも思いました。とはいえ、各エピソードよく出来ていてどれも面白い。絵柄もイロイロあるので、飽きずに観られるし、各エピソードが短いのも良いです。
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日本製作で藤子FのSF短編や白土三平作品もCGアニメ化希望!
元々はアニメ映画『ヘビー・メタル』(1981年)のリブート版を作る企画が立ち上がったんだけど、イロイロ紆余曲折を経て、この作品になったらしいです。『ヘビー・メタル』は90年代にリバイバルがあって観た記憶があるんですが、あんまりはっきり憶えてないけど、言われてみれば確かに『ヘビー・メタル』的なテイストあるなと思いました。テクノロジー的にはすごい進化してるけど。
あと大人向けなだけあって、セックスシーンとかもあったりするんだけど、3DCGアニメのセックスシーンって観てるとなんか照れてしまう。しっかりリアルに作ってあるんだけど、なんか照れますね、なんでだろ。
それとシーズン1の「氷河時代」というエピソードはCGじゃなくて実写で撮ってるらしいんだけど、全然気づかなかくて、CGだと思い込んでました。その話を知ってからもう一回観直したんだけど、確かに実写でした。ずっと3DCG作品を観続けていたから、実写になっても勝手に脳がCGだと思い込むようになってたんですが、それも製作者の意図したことだったのかな。「何で出来てようが中身が面白ければよくない?」的な。と、思わず深読みしてみたりして。
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個人的にシーズン2で特に面白かったエピソードは「聖夜の来客」と「おぼれた巨人」でした。世界中のCGスタジオとアニメーション作家が制作に参加しているということで、今後シーズンが進んでいくなかで、日本制作の作品も期待したいです。藤子・F・不二雄のSF短編とかを原作にすごいリアルなCGで作るのとかいいと思うのですが、どうでしょう。あと白土三平の忍者漫画の短編(忍犬の話とか)も観たいなぁ、と思ったりして。誰か、関係者に伝えといてください。
では、また。
文:ANI(スチャダラパー)
『ラブ、デス&ロボット』シーズン2はNetflixで独占配信中
https://www.youtube.com/watch?v=NT6_CGpe_EI
『ラブ、デス&ロボット』シーズン2
不気味な魔物、度肝を抜く展開、ダークな笑いなどデヴィッド・フィンチャーとティム・ミラーの世界観がさく裂。職場で視聴厳禁な大人のアニメを集めたアンソロジー。
制作年: | 2021 |
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