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「アンパンマンを呼んでこい!」の真意とは?映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』戸田恵子×中尾隆聖インタビュー【後編】

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「アンパンマンを呼んでこい!」の真意とは?映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』戸田恵子×中尾隆聖インタビュー【後編】
戸田恵子、中尾隆聖
映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2024
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戸田「アンパンマンの映画は、お子さんの映画館デビューに相応しい作品」

―アンパンマンやばいきんまんを長年演じられていますが、いま改めて振り返られていかがでしょうか。

戸田:これまで仲間を失うこともありましたし、誰かを見送ることもあって、その度に乗り越えてきました。やなせ先生がいなくなったことも大きなショックでしたし、私たちもスタッフもこれからうまくやっていけるのかと不安になることもあったと思います。長くやっているとどうしてもぶち当たる壁なので、中尾さんを含めたファミリーで乗り越えてきた36年なんですよね。みんなの思いが詰まった番組です。36年間、毎週集まって、収録して、ということを続けているんです。ほかの声優さんみんなが体験できることではないので、ありがたいことだなと思っています。

中尾:36年も続けられる番組やキャラクターに出会えるのはなかなかないことだと思いますので、私の声優人生の中で一番ラッキーなことだなと思います。

中尾隆聖
映画『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2024

―この作品が、映画館デビューになるお子さんもいると思います。それによって映画館自体を好きになり、映画が好きになってくれるかもしれません。“映画館でアンパンマンを観る”魅力を教えてください。

戸田:おうちで一人で観るのとはちがう、公共の場で自分と同じぐらいの年齢の子たちや、いろんな人がいる中で一つの作品を観るのは、とても良いことだと思います。いろんなお友達がいろんな感情をもって観るので、僕はここで泣いたとか、彼女はここで笑ったとかを共有して、観てもらいたいなと思います。

アンパンマンの映画は、劇場自体が明るくなっていますし、騒いだり泣いたりしたって皆さん理解してくれますから、本当に映画館デビューには相応しい作品です。映画館に安心して来てもらえたらなと思います。劇場に来て観るという、家族のイベントとして楽しんでもらいたいですね。

中尾:映画館は魔法の小屋ですよね。大人になって、小さい時にアンパンマン観たよねという思い出が残りますし、映画館に来てほしいです。「子どもが笑えば、親も笑う。親が笑えば、子どもが笑う」ではないですけれど、映画館で一緒に感情を共有して過ごす時間というのが大事ですよね。映画館を出て、あれがどうだった、これがどうだったと話ができるかもしれないし、その時間を大切に思って観に来ていただければいいかなと思います。

【👇️インタビュー前編はこちら!👇️】

『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』は大ヒット上映中

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『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』

ばいきんまんが愛と勇気の戦士に!?

ある日、一冊の絵本を見つけたばいきんまん。
絵本から「愛と勇気の戦士ばいきんまん、助けにきて!!」と声が聞こえ、絵本の中に吸い込まれてしまいます。

砂漠の先に広がる大きな森で出会ったのは、森の妖精・ルルン。
怖がりで勇気が出せないルルンは、森で大暴れする“すいとるゾウ”をやっつけてほしいとばいきんまんにお願いします。
最初は嫌がりながらも、諦めずに立ち向かうばいきんまんの姿にルルンは勇気がわいてきます。

しかし、すいとるゾウの強さに大苦戦!
絶体絶命のピンチの中、ばいきんまんはルルンに「アンパンマンを呼んでこい!」と伝えるのでした ――。

制作年: 2024