主演・製作マット・デイモン、監督・製作ベン・アフレックが、伝説のナイキシューズ「エア ジョーダン」誕生までの感動の実話を描く映画『AIR/エア』が、ついに4月7日(金)より全国公開を迎えた。このたび、特別メッセージ映像が解禁となった。
一足のシューズが世界を変えた
1984年ナイキ本社。経営難で売り上げが落ちている中、ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)は、CEOであるフィル・ナイト(ベン・アフレック)からバスケットボール部門を立て直すよう言い渡される。しかし、コンバースとアディダスが83%を占めるバスケットシューズ界で、ナイキの前に立ちはだかる壁は大いに高かった。自分たちが負け犬だと嘆く中、ソニーとその上司のロブ・ストラッサ―(ジェイソン・ベイトマン)が見つけたのは、なんと、当時まだド新人でNBAデビューもしていないある選手だった…自分の人生を賭けてその選手の母親に会いに行くソニー。その選手の名前は——マイケル・ジョーダン。一足のシューズが世界を変え、日本中誰もが憧れ今なお売れ続けている伝説のシューズ「エア ジョーダン」誕生の実話が描かれる。
全米で一足先に公開された本作は、米映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」で批評家&観客ともに驚異の【99%のフレッシュ】を獲得(4月5日時点)。「マット・デイモンとベン・アフレックによって初の共同製作された『AIR/エア』は、新シーズンのオスカー作品賞候補の第一作目である」との声が上がっている。
「エア ジョーダン」誕生秘話に込めた想いとは?
スニーカー文化は今、右肩上がりであるが、本作ではその文化の誕生を描く。「多くの観客は驚くと思うけれど、それこそがこの物語の魅力だよ」と語るのは、ベン・アフレック。題材となった「エア ジョーダン」を発売当時から履いていたほど大好きだったというベンだが、その理由の一つが、マイケル・ジョーダン自身を強く連想できたからだという。「人のアイデンティティをシューズに結びつけるという、天才的な発想だったんだよ」と当時の衝撃を振り返るが、対照的にマット・デイモンは、当時は「エア ジョーダン」を買えなかったそうだ。しかしその当時のことははっきりと記憶にあり、「『エア ジョーダン』の誕生は、シューズ全体の文化を変えた最もクールなものだった。みんなの心をつかんだマイケル・ジョーダンの存在によって、僕たちのカルチャーで急激な変化が起きたんだ」と語る。
「誰もやったことのないことに挑戦する負け犬たちの物語にしたかった」
1984年に起きた<エア ジョーダンの誕生秘話>は、当時から現在に至るまで多くの人々とカルチャーに影響を与えた伝説だが、それを映画化した2人は本作に込めた想いについて、「登場人物たちの人生において、とても重要な時期だった。誰もやったことのないことに挑戦する負け犬たちの物語にしたかったんだ(マット)」「この物語が観る人たちとつながり、心に響くことを願っている。有意義で、実りある映画体験になってくれると嬉しい。それこそが物語を語るうえで私が大切にしていることだ(ベン)」と語る。
本作の日本公開を記念し、マット・デイモンとベン・アフレックの2人から、日本のファンへ向けたメッセージも。「日本のみなさん、こんにちは」というマットからの挨拶にはじまり、本作のあらすじを紹介しながら、ベンは「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」「ただのシューズじゃなくなる」という、本作でも重要なフレーズを残す。2人の言葉で熱い想いを伝えるように、「エア ジョーダン」の誕生の実話を、伝説は如何にして生まれたのか、是非劇場で体験してほしい。
『AIR/エア』は4月7日(金)より全国公開中