【追悼・坂本龍一】教授が音響監修を務めた新たな映画館で『戦メリ』ほか関連作上映

【追悼・坂本龍一】教授が音響監修を務めた新たな映画館で『戦メリ』ほか関連作上映
109シネマズプレミアム新宿「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」
1 2

追悼・坂本龍一

音楽家・坂本龍一氏が2023年3月28日に亡くなった。享年71歳。

YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のメンバーとして世界で活躍し、映画『ラストエンペラー』(1987年)で日本人初のアカデミー賞作曲賞に輝いた坂本氏。近年は原発問題や環境保護などについても積極的に取り組み、世代を問わず多くの人々から慕われていた。

YMOで共に活動し、「教授」という愛称の名付け親でもあったという高橋幸宏氏の訃報から、わずか2ヶ月半。国内外の様々なアーティストから追悼のメッセージが寄せられており、あらためて両氏の影響力の大きさを実感した人も多いだろう。

そんな坂本龍一氏が音響監修を務めた<109シネマズプレミアム新宿>にて4月、氏の代表作『戦場のメリークリスマス』を含む計6作品を期間限定で上映する「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」が開催される。

“教授の音”に触れられる、ファンならずとも要チェックの同上映企画の詳細と、いますぐ配信で観られる関連作品を、哀悼の意を込めて紹介したい。

音響監修・坂本龍一 オールナイト上映企画

「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」では、2023年4月14日(金)より開業の東急歌舞伎町タワー内にオープンする「109シネマズプレミアム新宿」にて、当館の音響監修を務めた坂本龍一氏が音楽制作を務めた映画やライブ映像を5月18日(木)まで期間限定で上映する。

109シネマズプレミアム新宿

上映されるのは、坂本氏が手掛けた映画音楽の代表作の1つでもあり、自身も出演した『戦場のメリークリスマス』や、ベルナルド・ベルトルッチ監督作品『シェルタリング・スカイ』をはじめ、2005年の公開以降も国内外に根強いファンが多い『トニー滝谷』、坂本氏が初めて韓国映画の音楽を担当した、Netflix『イカゲーム』のファン・ドンヒョク監督作品『天命の城』、幻とも言われたNYライブを映像化した『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』に加え、2022年12月に世界に向けて配信された『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022』にボーナストラック1曲を加えた特別版『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +(プラス)』の6作品。詳細は特設サイトにて確認を。

次ページ:いますぐ配信で観られる教授の関連作一覧
1 2
Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook