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暴力、セックス、教会の欺瞞を挑発的に描く カンヌ映画祭騒然!ポール・ヴァーホーヴェン監督作『ベネデッタ』

暴力、セックス、教会の欺瞞を挑発的に描く カンヌ映画祭騒然!ポール・ヴァーホーヴェン監督作『ベネデッタ』
『ベネデッタ』©︎2020 SBS PRODUCTIONS - PATHE FILMS - FRANCE 2 CINEMA - FRANCE 3 CINEMA

2月17日公開のポール・ヴァーホーヴェン監督最新作『ベネデッタ』から、日本版予告編と日本版ポスターが公開されている。

彼女が起こした奇跡は本物か、はたまた狂言か―

本作は、17世紀に実在した修道女ベネデッタの数奇な運命と彼女に翻弄される人々を描く、奇想天外なセクシュアル・サスペンス。『ロボコップ』や『トータル・リコール』『氷の微笑』『スターシップ・トゥルーパーズ』などで知られるポール・ヴァーホーヴェン監督が贈る、衝撃的な伝記映画だ。

このたび公開された日本版予告編も、ヴァーホーヴェン作品への期待を裏切らない強烈なもの。監督が「17世紀の男性社会で、権力を手にした女性がいた事実に惹かれた」と語るように、ベネデッタは“聖女”と呼ばれながらも同じ修道院の尼僧と同性愛関係を持ち、宗教裁判にかけられた実在の人物である。

予告編では、そんなベネデッタの現実とも妄想ともつかない宗教的なシーンや、痛々しい“聖痕”らしき傷、修道院長に任命された彼女が次第に常軌を逸していく姿と、修道女と身体を重ねる姿が映し出されている。60~70年代テイストのポスタービジュアルも印象的だ。

『ベネデッタ』は2023年2月17日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

『ベネデッタ』©︎2020 SBS PRODUCTIONS – PATHE FILMS – FRANCE 2 CINEMA – FRANCE 3 CINEMA

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『ベネデッタ』

17世紀のペシアの町(現在のイタリア・トスカーナ地方)。幼い頃から聖母マリアと対話し奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは、6歳で出家しテアティノ修道院に入る。
純粋無垢なまま成人したベネデッタは、ある日修道院に逃げ込んできた若い女性バルトロメアを助ける。様々な心情が絡み合い2人は秘密の関係を深めるが、同時期にベネデッタが聖痕を受け、イエスに娶られたとみなされ新しい修道院長に就任したことで、周囲に波紋が広がる。民衆には聖女と崇められペシアでの権力を手にしたベネデッタだったが、彼女に疑惑と嫉妬の目を向けた修道女の身に耐えがたい悲劇が起こる。
そして、ペスト流行にベネデッタを糾弾する教皇大使の来訪が重なり、ペシアの町全体に更なる混乱と騒動が降りかかろうとしていた...。

監督:ポール・ヴァーホーベン
脚本:デヴィッド・バーク、ポール・ヴァーホーベン
原案:ジュディス・C・ブラウン『ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア』
出演:ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、ランベール・ウィルソン

制作年: 2021