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【写真大量投下】『RRR』“国賓級”監督&主演キャストが来日舞台挨拶に登場! インド映画史上最高製作費の超大作公開

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ライター:#BANGER!!! 編集部
【写真大量投下】『RRR』“国賓級”監督&主演キャストが来日舞台挨拶に登場! インド映画史上最高製作費の超大作公開
『RRR』(左から)NTR Jr.、S.S.ラージャマウリ監督、ラーム・チャラン

インド映画愛が爆発した新ピカの夜

『バーフバリ』シリーズ(2015年/2017年)のS.S.ラージャマウリ監督最新作『RRR』が、ついに日本上陸! 公開初日の21日夜、“聖地”新宿ピカデリーにてラージャマウリ監督と、初来日となる主演の二人、NTR Jr.ラーム・チャランが舞台挨拶を行った。

『RRR』(左から)ラーム・チャラン、S.S.ラージャマウリ監督、NTR Jr.

本国インドで公開されるや否や爆発的な大ヒットとなり、本年度のインド映画世界興行収入No.1の座を獲得した本作。会場にはインド映画愛あふれる熱狂的ファンが集結し、その熱気で秋晴れの夜の気温を少しだけ上げているように感じられた。

ラージャマウリ監督、それはグローバルな一つの現象

そんなこんなでMCの呼び込みで登壇したラージャマウリ監督とNTR Jr.、ラーム・チャランの3人。日本の印象を聞かれた監督は、ファンへの感謝に続いてこう語った。

「もう5年ほど経つでしょうか、前回日本に来たときの思い出をインドに持ち帰り、私の二人のヒーロー(NTR&チャラン)に伝えました。日本の皆さんは愛情を持って意思表示してくれます。それを、この二人にも見せてあげてほしいのです。この『RRR』は友情に関する映画ですが、彼ら二人は実生活でもとても仲がいい。皆さんに約束できることとして、10分ごとに泣いたり笑ったり、なんらかの感情を掻き立てる経験ができるはずです。映画を観終わる頃には、この二人のことをとても愛しているでしょう」

『RRR』S.S.ラージャマウリ監督

続いて「日本に来ることが生涯の夢だった」と明かすNTRは、初の日本の印象について「実際に来てみたら、また印象が変わりました。世界で最も優しくて謙虚な皆さんのことを僕は愛しています」と感謝を述べ、さらに完璧な日本語で「みなさんこんにちは。元気ですか、会えてうれしいです。映画を楽しんでください、ありがとう!」と挨拶してみせた。

『RRR』NTR Jr.

そしてチャランは「みんなだいすき、Japan。僕はこれしか(日本語を)学んでないんだけど」と笑いを取りつつ、「赤ちゃんの頃からの夢だった」という来日について、「日本の方々に敬意を評したいです。文化や食、お互いをリスペクトすること、そして僕らのように他の国からやってきた人にもリスペクトを払ってくれます。インドに何かを持ち帰りたいとすれば、それは皆さんの謙虚さとリスペクトの気持ちです」と熱く感謝を述べた。

『RRR』ラーム・チャラン

インド映画史上最高額、日本円にして100億円超の製作費でも話題の『RRR』だが、印象に残った撮影エピソードを聞かれたNTRは、「ラージャマウリ監督は最も偉大な監督」と称賛。「これまでボリウッドやトリウッド、コリウッドなど様々な“ウッド”があったけれど(笑)、そういった境界線を超えて一つにする、それを映画で可能にするのは、この監督だけ。そして本作は国すらも超えて世界中で愛され、インドに栄光を与えてくれました。ラージャマウリ監督とは、グローバルな一つの現象なのです。本当に感謝しています」と賛辞を惜しまない。チャランも「ラージャマウリ監督が新作を送り出すたびに、それはインドの誇りになる。監督の大きな旅の一部になれたことを誇りに思います」とリスペクトを示した。

『RRR』(左から)NTR Jr.、ラーム・チャラン

さらに、日本でも大きな話題になっている「ナートゥ・ナートゥ・ダンス」の撮影について聞かれると、「取材でもダンスのことをたくさん聞かれて、反響が大きいことを実感しました」と語るNTR。ダンスシーンはウクライナのキーウで撮影されたそうだが、「練習をしながら撮影し、計20日間の拷問のような撮影でした。今でも“ナートゥ……”と聞いただけで足が痛くなります(笑)」と振り返り会場を沸かせた。

『RRR』NTR Jr.

そしてイベントは、漢字でそれぞれの名前が書かれた法被のプレゼントタイムへ。もはや来日時のお約束とも言える法被だが、NTRは「ナイス!」と声を上げて歓喜していた。

『RRR』(左から)NTR Jr.、S.S.ラージャマウリ監督、ラーム・チャラン

あっという間にお開きの時間となった舞台挨拶の締めくくりに、監督は「『RRR』で何が一番大変だったか?」というよく聞かれた質問を例に出し、「ラームが主演した『マガディーラ 勇者転生』(2009年)には100人を斬るシーンがありますが、『RRR』ではさらにハードルを上げて、10,000人にしました」と笑いを取りつつ、「かなり難しい撮影で諦めかけたが、アクション監督のおかげで実現できた」と述懐。そして「もう一つは、“一人の人間が唸り声をあげて虎を畏怖させる”ことに挑戦したかった。でも、それはNTRがいれば簡単なことだったよ」と、ユーモアを交えて二人のヒーロー俳優に賛辞を送った。

『RRR』(左から)ラーム・チャラン、S.S.ラージャマウリ監督、NTR Jr.

ラージャマウリ監督は「皆さんが私たちに与えてくれた愛と暖かさ、それを『RRR』で少しお返しできると思う」と締めた……かと思いきや、「そして私からの贈り物が、NTRとラームです」という言葉を合図に、両者が会場の通路を練り歩き! 時世を考慮し静かに、しかし無言の熱気でもってファンに感謝を届けていた。

『RRR』(左から)NTR Jr.、S.S.ラージャマウリ監督、ラーム・チャラン

はにかみがちなNTR、常に満面スマイルのチャラン、そんな二人を見てニコニコのラージャマウリ監督という、ご褒美が過ぎる『RRR』来日舞台挨拶は、こうして幕を閉じた。

インド映画として21年ぶりにアカデミー賞にノミネートされるかもしれない超大作『RRR』を、絶対に見逃すな!!

『RRR』(左から)ラーム・チャラン、S.S.ラージャマウリ監督、NTR Jr.

写真もりだくさん!まだまだあるよ!

『RRR』は2022年10月21日(金)より全国公開中

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『RRR』

舞台は1920年、英国植民地時代のインド。
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のため英国政府の警察となるラーマ。
熱い思いを胸に秘めた男たちが運命に導かれて出会い、唯一無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに究極の選択を迫られることに。
彼らが選ぶのは、友情か?使命か?

監督・脚本:S.S.ラージャマウリ
原案:V.ヴィジャエーンドラ・プラサード
音楽:M.M.キーラヴァーニ
出演:NTR Jr. ラーム・チャラン

制作年: 2022