世界最高の才能たちが手がける作品を配信し、注目を集めているAppleの動画配信サービス「Apple TV+」。実話に基づいたダークなクライムサスペンス「ブラック・バード」や、M・ナイト・シャラマン製作総指揮の「サーヴァント ターナー家の子守」、移民の物語を描いた心温まるアンソロジーシリーズ「リトル・アメリカ」など、Appleオリジナルのおすすめドラマをご紹介しよう!!
「ディキンスン ~若き女性詩人の憂鬱~」「See ~暗闇の世界~」など、パワフルでインスピレーションのあふれる作品を配信するApple TV+は、オリジナル作品を配信することにこだわり、他サービスと一線を画すVODサービス。Appleが2500万ドルで配給権を獲得した映画『コーダ あいのうた』(2021年)は、米国のApple TV+と劇場で同時公開され、第94回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、助演男優賞を受賞したことで大きな話題を呼んだ。多くの話題作を世に届けるApple TV+のオリジナルドラマ6作を紹介する。
Apple TV+で要チェックのオリジナルドラマ6選!
実話が基!! 殺人犯VS潜入捜査の心理戦!クライムサスペンス「ブラック・バード」
服役中に自由を手に入れるためなら、人は何だってする——たとえそれが連続殺人犯との対峙だとしても。デニス・ルヘイン製作総指揮、実際にあった出来事に着想を得たAppleオリジナルシリーズ「ブラック・バード」。
勲章を授与された警官の息子で、高校ではフットボールプレイヤーだったジミー・キーン(タロン・エガートン)は、麻薬を扱い10年の実刑判決を受け、軽犯罪用の刑務所に収容されることに。そんな彼に、人生を変え得る選択肢が与えられる。このまま10年の刑期をまっとうするか、あるいは凶悪犯罪者用の刑務所に入所し、連続少女殺人の容疑者ラリー・ホール(ポール・ウォルター・ハウザー)と親しくなり、少女たちの遺体の場所を聞き出すか。果たして、この連続殺人容疑者は犯人なのか、あるいはただ嘘を並べるだけなのか——。
受刑者が別の受刑者の謎の解明に挑むという、劇的で目が放せない展開は、クライムサスペンスというジャンルを根幹から覆す。
『ロケットマン』(2019年)のタロン・エガートン、『クルエラ』(2021年)のポール・ウォルター・ハウザー、「Lの世界 ジェネレーションQ」(2019年〜)のセピデ・モアフィ、『クライシス』(2021年)グレッグ・キニアが出演し、惜しくも今作がレイ・リオッタのドラマ遺作になった。ハウザーの憑依型の演技にぜひ注目いただきたい。
これも実話が基!! 悪徳精神科医が患者を搾取「となりの精神科医」
セラピーをするうちに患者の人生を支配していった精神科医の実話に基づいたサイコドラマ「となりの精神科医」。気の弱いマーティン・“マーティ”・マルコウィッツ(ウィル・フェレル)がアイザック・“アイク”・ヘルシュコフ医師(ポール・ラッド)のもとを訪れた時、彼は他人との距離の取り方に悩んでいるだけだった。しかし30年後、距離が近過ぎると何が起きるのか、身をもって知ることに……。
『アントマン』シリーズ(2015年〜)で知られるポール・ラッドは、本作の主演と製作総指揮を兼任。『俺たちニュースキャスター』シリーズ(2004年〜2013年)でポールと共演歴のあるウィル・フェレルが患者のマーティを演じた。「ワンダヴィジョン」(2021年)のキャスリン・ハーン、『ゴーン・ガール』(2014年)のケイシー・ウィルソンが共演。
悪徳精神科医がじわじわと患者の人生につけ込み、搾取していくという胸糞が悪いドラマだが、完成度が高く話題となった。
M・ナイト・シャラマン製作総指揮!!「サーヴァント ターナー家の子守」
鬼才M・ナイト・シャラマンが製作総指揮を手がけた「サーヴァント ターナー家の子守」。幼い息子を亡くしてしまったショーン・ターナー夫妻。妻ドロシーは悲しみに暮れ、赤ちゃんの人形“ジェリコ”を本当の子供であると信じ可愛がり、ベビーシッターのリアンを雇った。しかしある日、人形に異変が起こる——。
「ホテル・バビロン」(2006年〜2009年)のトニー・バスギャロップが企画・製作総指揮をつとめる。『ブラッドショット』(2020年)のトビー・ケベル、『水曜日のエミリア』(2009年)のローレン・アンブローズ、『マーズ』(2021年)のネル・タイガー・フリー、『ハリー・ポッター』シリーズ(2001年〜2011年)のルパート・グリントが出演。シーズン2ではカンヌ受賞監督ジュリア・デュクルノーが「人形」「宇宙服」の2話を監督。
大富豪の夫と離婚して得たのは870億ドルと慈善財団⁈「マネー 〜彼女が手に入れたもの〜」
「リトル・アメリカ」(2020年〜)のアラン・ヤンとマット・ハバードが企画したドラマ「マネー 〜彼女が手に入れたもの〜」。億万長者のモリーは、プライベートジェット、広大な邸宅、豪華なヨットなどを所有し、夢のような生活を送っていた。 しかし、20年連れ添った夫と離婚したことで、タブロイド紙のネタにされてしまう。どん底にいた彼女だったが、 離婚調停で手にした870億ドルという多額の大金を使い、かつて設立したチャリティー財団で働きながら自分探しを始める。
『リコリス・ピザ』(2021年)のマーヤ・ルドルフ、「POSE」のMJ・ロドリゲス、『チャーリーズ・エンジェル』(2019年)のナット・ファクソンが出演。
エミー賞受賞!#MeToo運動の行く末は!?「ザ・モーニングショー」
リース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストンが出演・製作総指揮をつとめる「ザ・モーニングショー」。アメリカ国民にさわやかな朝をお届けするニュース番組の背後でうずまく、人間のエゴ、野心、権力闘争の世界を描く。アニストンの迫真の演技が注目を集め、ゴールデン・グローブ賞テレビドラマ部門で2度、主演女優賞にノミネートされた。
シーズン1ではセクハラ問題から始まり、キャスターのアレックス(アニストン)とブラッドリー(ウィザースプーン)が権力に立ち向かって告発するまでの裏側をリアルに描き、最終話では制作チームが局の変革に巻き込まれていく。シーズン2ではウィルス騒動の中、アレックスが降板するなど、番組の人気は低迷。アレックスは呼び戻されるも新たなスキャンダルに直面し……。
「ジ・オフィス」(2005年〜2013年)のスティーヴ・カレル、『ジャスティス・リーグ』(2017年)のビリー・クラダップ、『スキャンダル』(2019年)のマーク・デュプラスが共演。
実話が基!! アメリカに渡った移民の人生を描く「リトル・アメリカ」
米映画評論サイトのロッテントマトで95%評価!! アメリカにやってきた移民たちの微笑ましく、ロマンチックで、心温まる物語を深く掘り下げていくアンソロジーシリーズ「リトル・アメリカ」。本作は「Epic Magazine」に掲載された実話のエピソードを基につくられた。世界の様々な場所から来た人たちの、少しユニークなストーリーを描く。
脚本、製作総指揮は「ジ・オフィス」のリー・アイゼンバーグ。製作総指揮には『エターナルズ』(2021年)のクメイル・ナンジアニ、『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2017年)のエミリー・V・ゴードン、『コーダ あいのうた』のシアン・ヘダー、アラン・ヤンも参加している。
Apple TV+の入会方法・料金
Apple TV+は、世界中どこでも、Apple TVアプリケーションを使って月額600円で視聴できる。7日間の無料トライアルキャンペーンも実施中だ(7日間の無料トライアルが終了すると月額600円で自動更新)。なお、Apple製デバイス(iPhone、iPadなど)を購入すると、Apple TV+のサブスクリプションが3か月分ついてくる。Apple TV+の作品をぜひチェックしてみよう!