人気カルトホラー『エスター』(2009年)の前日譚『オーファン:ファースト・キル(原題)』が、2022年8月19日より全米の劇場とParamount+で公開される。今作でも主人公の“少女”エスターを演じたイザベル・ファーマンが撮影秘話を告白!! 撮影時23歳のファーマンが、前作よりさらに若い(!?)、9歳児のエスターを演じた心境を明かした。
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続・“この少女、何かがおかしい……”『エスター』の前日譚が誕生!!
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ジャウマ・コレット=セラ監督が手がけた前作『エスター』は、孤児院から美少女エスターを養子として引き取ったとある夫婦が惨劇に見舞われる物語を描き、世界興行収入が7,800万ドル(約86億円)を記録する大ヒット作となった。今作の前日譚『オーファン:ファースト・キル』は、コレット=セラ監督に代わり、『ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~』(2020年)のウィリアム・ブレント・ベルが監督をつとめ、脚本を『パラサイト 禁断の島』(2019年)のデヴィッド・コッゲシャルが手がけた。主演のファーマンのほか、『ボーン』シリーズ(2002年〜2007年)のジュリア・スタイルズ、『傲慢な花』(2022年)のマシュー・アーロン・フィンラン、『逆行』(2015年)のロッシフ・サザーランド、『GODZILLA ゴジラ』(2014年)のヒロ・カナガワが出演する。
特殊メイク・CGなし!「9歳児に見える私は不気味」
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前作『エスター』の製作当時、12歳だったファーマンが、12歳の少女の見た目をした33歳の女性を演じたことが話題になり、今作では23歳のファーマン(現在25歳)が9歳児のエスターを再演することが決まり、注目を集めた。ファーマンは米The Hollywood Reporter誌のインタビューで、大人になってから子どもを演じた心境を明かし、特殊メイクやCGを使用せずになぜか9歳児に見えてしまうのは「本当に不気味」と語った。
ファーマンは「子どもを演じるという挑戦は、映画史でも前例がないことだったから気に入っているの。私は映画の歴史を調べるのが好きで、いろいろ調べてみたら、大人が子どもの頃に演じた役を再演したことはないと知ったわ。例えば、ウィル・スミスは最近、老け役を演じる映画『ジェミニマン』(2019年)に出演したけど、子供の頃に演じた役を大人になって再演することは、これまで一度もなかった。それは不可能なことだと言われ、私たちは実現することができた。CGを使うわけでもなく、特殊メイクを使ったわけでもない。この映画がうまくいったのは、私がどうやったら9歳の子供のように見えるのか、わからないからだと思うの。本当に不気味よ。」と話している。
本作の主演と製作を兼任したファーマンは、「どうすればこの役を再現でき、かつ説得力のある子どもを演じられるのか?と考えていたわ。前回、子どもを演じることは簡単なことで、難しかったのは大人を演じることだった。でも今回難しかったのは、子どもにならなければならなかったことよ。」と子どもを演じた苦労を打ち明けた。
『オーファン:ファースト・キル』の海外予告編が公開!!
7月に公開された海外予告編では、9歳のエスターがエストニアの精神病施設から脱走し、裕福な家庭の行方不明の娘になりすまして、アメリカに渡る姿が映し出されている。エスターが「帰ってこれてよかった。家族がずっと恋しかったの」と母親に語るも、少しずつエスターの正体が暴かれ始める……。遠近法を上手く駆使して撮影され、子どもにしか見えないファーマンの姿に要注目だ。
『オーファン:ファースト・キル』は、2022年8月19日より全米の劇場とParamount+で同時公開。日本では2023年公開予定。