米ワーナー・ブラザースとDCは、DC映画『ザ・フラッシュ(原題)』のエズラ・ミラーがハワイで逮捕されたことを受け、ミラーが関わるプロジェクトを一時停止することで同意したと米Rolling Stone誌が報じている。
報道によると、ミラーは現地時間2022年3月28日、ハワイ・ヒロのカラオケバーで歌っていた女性に激昂し、マイクを奪った上、ダーツをしていた別の男性に突進したとして、治安びん乱行為とハラスメントの容疑で逮捕された。さらに、保釈金500ドルを払い、釈放された翌日に、ミラーがこのカップルの住居に侵入し、男性を脅したとされ、接近禁止令を申し立てられたという。ミラーは3月7日からのヒロ滞在期間中に、少なくとも10件、警察沙汰になっているとも報じられた。
ミラーが関わるDCEUプロジェクトの一時停止で同意
一連の事件を受け、同月30日に米ワーナー・ブラザースとDCの重役による緊急会議が開かれた。両社は、『ザ・フラッシュ(原題)』の続編作を含む、今後ミラーが出演する可能性のあるDCエクステンデッド・ユニバースのプロジェクトを一時停止することで、意見が一致したという。ミラーが主演をつとめる『ザ・フラッシュ(原題)』の撮影は2021年に終了しており、全米公開日は2023年6月と発表されている。
『ザ・フラッシュ』撮影中に精神的なメルトダウンしていたとの報道も
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— The Flash (@theFlash) June 14, 2021
米Rolling Stone誌は、ミラーが『ザ・フラッシュ(原題)』の撮影現場で、頻繁にメルトダウン(精神的な崩壊)を起こしていたと報じた。情報筋によると、ミラーが誰かに声を荒げたり、暴力を振るったりしたわけではなく、「自分が何をしているのか分からない」といった“理性を失っていた”時期があったと伝えている。
2020年には、ミラーがアイスランドのバーで、女性の首を絞めたとされる映像がSNSで拡散されたが、女性が告訴しなかったため、逮捕はされなかった。ミラーはその後も、米ワーナー・ブラザースが手がける人気シリーズ『ファンタスティック・ビースト』のクリーデンス役を続投していたが、現地時間3月28日に開催された最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のワールドプレミアには不参加だった。
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、2022年4月8日(金)より全国公開。