現地時間2022年3月13日、クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)の受賞者・受賞作品が発表された。
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ハリウッドでボイコットが相次いだゴールデン・グローブ賞に代わって、“米アカデミー賞の前哨戦”のひとつとして注目が集めている同映画祭が、テイ・ディグスとニコール・バイヤーを司会に迎え、受賞作品・受賞者の発表を行った。2021年に世界中で人気が爆発した韓国ドラマ「イカゲーム」の受賞の行方はもちろんのこと、同ドラマに主演したイ・ジョンジェ、チョン・ホヨン、パク・ヘスがプレゼンターをつとめると話題になっていた。
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映画部門では、作品賞をはじめとする最多11部門にノミネートされたのは、ケネス・ブラナー監督作『ベルファスト』(2022年3月25日公開)とスティーヴン・スピルバーグ監督作『ウエスト・サイド・ストーリー』。注目作が争う中で、10部門でノミネートされていたジェーン・カンピオン監督のNetflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』が作品賞と監督賞を受賞した。今飛ぶ鳥を落とす勢いの濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』は、第75回英国アカデミー賞(BAFTA)と第79回ゴールデン・グローブ賞に続き、本映画祭でも非英語映画賞を受賞した。
Congratulations to the cast and crew of #ThePowerOfTheDog - winner of the #criticschoice Award for Best Picture. @TPOTD #CriticsChoiceAwards pic.twitter.com/mPJk25tfde
— Critics Choice Awards (@CriticsChoice) March 14, 2022
テレビ部門では、全米で人気を集める海外ドラマ「メディア王 ~華麗なる一族~(別題:サクセッション)」がドラマ部門の作品賞を受賞。Netflixの話題作「イカゲーム」が非英語作品賞を受賞し、イ・ジョンジェがドラマ部門の主演男優賞を受賞した。コメディドラマ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」がコメディ部門の主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞を獲得し、俳優陣の演技が高く評価される形となった。
Congratulations to Lee Jung-Jae - winner of the #criticschoice Award for Best Actor in a Drama Series. @squidgame #CriticsChoiceAwards pic.twitter.com/9jgJ5edAp5
— Critics Choice Awards (@CriticsChoice) March 14, 2022
第27回クリティクス・チョイス・アワード 受賞作品・受賞者リスト
映画部門
作品賞
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
主演女優賞
ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』
主演男優賞
ウィル・スミス『ドリームプラン』
助演女優賞
アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』
助演男優賞
トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』
子役賞
ジュード・ヒル『ベルファスト』
アンサンブル演技賞
『ベルファスト』
監督賞
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
脚本賞
ケネス・ブラナー『ベルファスト』
脚色賞
ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
撮影賞
アリ・ワグナー『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
美術賞
パトリス・ヴァーメット、Zsuzsanna Sipos『DUNE/デューン 砂の惑星』
編集賞
セーラ・ブロシャー、マイケル・カーン『ウエスト・サイド・ストーリー』
衣装デザイン賞
ジェニー・ビーヴァン『クルエラ』
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『タミー・フェイの瞳』
視覚効果賞
『DUNE/デューン 砂の惑星』
最優秀コメディ賞
『リコリス・ピザ』
長編アニメ賞
『ミッチェル家とマシンの反乱』
外国語映画賞
『ドライブ・マイ・カー』
歌曲賞
ビリー・アイリッシュ「ノー・タイム・トゥ・ダイ」『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
作曲賞
ハンス・ジマー『DUNE/デューン 砂の惑星』
テレビ部門
ドラマ部門 作品賞
「メディア王 ~華麗なる一族~(別題:サクセッション)」
ドラマ部門 主演男優賞
イ・ジョンジェ「イカゲーム」
ドラマ部門 主演女優賞
メラニー・リンスキー「イエロージャケッツ」
ドラマ部門 助演男優賞
キーラン・カルキン「メディア王 ~華麗なる一族~(別題:サクセッション)」
ドラマ部門 助演女優賞
セーラ・スヌーク「メディア王 ~華麗なる一族~(別題:サクセッション)」
コメディ部門 作品賞
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
コメディ部門 主演男優賞
ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
コメディ部門 主演女優賞
ジーン・スマート「ハックス(原題)」
コメディ部門 助演男優賞
ブレット・ゴールドスタイン「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
コメディ部門 助演女優賞
ハンナ・ワディンガム「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
ミニシリーズ 作品賞
「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」
テレビ映画 作品賞
「OSLO/オスロ」
ミニシリーズ・テレビ映画部門 主演男優賞
マイケル・キートン「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
ミニシリーズ・テレビ映画部門 主演女優賞
ケイト・ウィンスレット「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」
ミニシリーズ・テレビ映画部門 助演男優賞
マーレイ・バートレット「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」
ミニシリーズ・テレビ映画部門 助演女優賞
ジェニファー・クーリッジ「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」
ミニシリーズ・テレビ映画部門 非英語作品賞
「イカゲーム」
ミニシリーズ・テレビ映画部門 アニメ賞
「ホワット・イフ…?」
トーク番組賞
「ラスト・ウィーク・トゥナイト・ウィズ・ジョン・オリバー」
スタンドアップコメディ賞
「ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり」