「スーパーマリオ」の新作アニメ映画の製作をつとめるクリス・メレダンドリは、クリス・プラットが演じるマリオの声が長年親しまれた元祖マリオの声とは異なるものになると明かした!
ハリウッドで製作されることで話題の本作は、配管工のマリオが捕らわれたピーチ姫を救うために、ルイージとともに地下迷宮を旅する……というゲームの世界観そのものが描かれる。監督は「ティーン・タイタンズGO!」(2013年〜)のアーロン・ホーヴァスとマイケル・ジェレニックがつとめ、イルミネーションCEO兼任天堂社外取締役のメレダンドリと任天堂代表取締役フェローの宮本茂が製作をつとめる。本作の脚本は『ミニオンズ フィーバー』(2022年公開予定)のマシュー・フォーゲルが手がけた。
任天堂が2021年9月、本作の登場キャラクターの声を担当する豪華キャストを発表した際には、マリオの声を25年にわたり担当してきた声優のチャールズ・マーティネーではなく、プラットが抜擢されたことでも話題となり、一部では「なぜイタリア系アメリカ人ではないプラットがマリオ役に抜擢されたのか」という声があがった。
イタリア語訛りは封印…「クリス版マリオの声は驚異的!」とプロデューサーが語る
本作の製作をつとめるメレダンドリは「クリスが演じるマリオの声は驚異的だ」と語った上で、長年にわたって数多くのビデオゲームで親しまれたマリオの声とは全く異なるものになると明かした。
「私が言えるのは、クリスが我々とマリオのために演じている声は驚異的だということだ。早くみんなに聞いてもらいたい。イタリア系アメリカ人の僕には、そういった声が上がったのも理解できているよ。(ゲームと映画でのマリオの描写の違いについて)映画ではその違いの理由にも触れているから、その点は皆さんに理解していただけると思っているよ」と語った。
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プラットは2021年9月、「声を聞いてもらうまで少しだけ待つことになると思うけど、僕たちは一生懸命取り組んでいるよ」とInstagramで語っている。
本作にはプラットのほか、「クイーンズ・ギャンビット」(2020年)のアニャ・テイラー=ジョイ(ピーチ姫)、『パシフィック・リム』(2013年)のチャーリー・デイ(ルイージ)、『ジュマンジ』シリーズ(1995年〜)のジャック・ブラック(クッパ)、『ザ・プレデター』(2018年)のキーガン=マイケル・キー(キノピオ)、「ザ・ボーイズ」(2019年〜)のセス・ローゲン(ドンキーコング)、「ボス・ベイビー:ビジネスは赤ちゃんにおまかせ!」(2018年〜2021年)のケヴィン・マイケル・リチャードソン(カメック)、『小悪魔はなぜモテる?!』(2010年)のフレッド・アーミセン(クランキーコング)、『アイリッシュマン』(2019年)のセバスティアン・マニスカルコ(ブラッキー)が声優として出演する。
「スーパーマリオ」の新作アニメ映画は、2022年12月21日より全米で公開。日本での公開日は未定。