アメリカの雑誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載され全米で話題となった記事を、『アベンジャーズ』シリーズのルッソ兄弟がプロデュースを熱望し、映画化。ISに家も家族も故郷も奪われた男たちが命をかけてゲリラ戦を仕掛ける様を描く、事実に基づく衝撃の戦争アクションドラマ、『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』が2021年11月19日(金)より全国公開となる。
名匠・ルッソ兄弟が本作に込めた想いとは⁈
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本作のプロデューサーを務めるのは、映画『アベンジャーズ』シリーズやNetflix製作『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020年)など、壮大なアクション大作を手掛けてきたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。2人が自ら映画化を強く希望し、自身のスタジオAGBOの設立中に、ルーク・モゲルソンの書いた記事を映画化する権利を獲得したのだという。
劇中で舞台となるのは度重なる紛争により荒廃した、イラク第2の都市 “モスル”。その地で新人警察官として働く青年カーワ(アダム・ベッサ)が、ISに襲われたところをあるSWAT部隊に救われたことから物語は展開していく。否応なしに攻撃を仕掛けるISに対し、少数精鋭ながらも果敢に挑むSWAT部隊との手に汗握る銃撃戦も見どころとなっているが、弟のジョー・ルッソは本作を映画化するにあたり、「ストーリーの素晴らしさに心を打たれたんだ。政治的な文脈があり、若者が育っていく要素もある。それに、伝統的なハリウッド映画とは異なる視点で描かれているのが新鮮だった。これまで語られることのなかったヒーローたちを、ポジティブな描き方で語るのは素晴らしいと思ったね。」と紛争地に焦点をあてた作品において、新たな視点で描かれている物語に感銘を受けたのだと明かす。
さらに、兄のアンソニー・ルッソは「この映画が、復興の中、あのトラウマを癒す過程の一部になればいいなと願っている。この物語は、残酷かつ暴力的な出来事を描いているが、僕たちは皆、この物語にインスパイアされ、そこに希望さえ感じた。どんな形でも希望を与えることに必要性や意義を感じたんだ」と強い決意を語るように、紛争地域で生きる人々の苦悩や実態、そして目を覆いたくなるほどの戦闘シーンもリアリティたっぷりに描かれている。しかしその一方で、SWAT部隊に入隊し、ある理由を抱えて戦いを続ける部隊のメンバーとの交流を通して、徐々に変わりゆくカーワ青年の心の成長と必死に生きていく姿にも目が離せない。
また、マシュー・マイケル・カーナハン監督は米Moviewebのインタビューで「ルッソ兄弟は素晴らしいストーリーを伝えるために、大きなリスクを負うことを厭わない。これから先、すべてのプロジェクトを彼らと一緒に行えば、私は幸せに死ねるでしょう。彼らは本当に素晴らしい存在だからです。私はあなたと同じように、彼らが様々なことを器用にできることに深い感銘を受けています。」と大絶賛。数々の大ヒット映画を世に送り出してきたルッソ兄弟が今だからこそ製作を熱望した本作には、希望に満ち溢れたパワフルなストーリーが凝縮され、観客に新たな刺激すら与えてくれる、彼らの情熱とこだわりが詰まっている。
希代の名プロデューサー、ルッソ兄弟が手掛ける事実に基づいた戦争アクションドラマ、手に汗握るリアリティ満載の映像に心揺さぶられるだろう。1秒先の生死も分からぬ戦地を、決死の想いで戦い続けるSWAT部隊の男たちの姿をその目に焼き付けて欲しい。
『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』 は、2021年11月19日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』
長引く紛争で荒廃したイラク第二の都市モスル。重武装したISに待ち伏せをされた若い新米警察官カーワは危ないところを、手段を選ばず激烈な戦闘活動をするSWAT部隊に救われる。ISに目の前で身内を殺されたカーワは、部隊を率いる謎めいたジャーセム少佐にその場で部隊に徴兵され、SWATの一員として行動を共にすることになる。命令を無視して独自の戦闘を行っている彼らは十数名の元警察官からなる特殊部隊で、少佐を頂点に統制が取られ、カーワには明かされないある使命でつながっていた。激しい戦闘で人員が減っていく中、絶望的な状況に直面する男たち。しかし部隊はISの要塞に向かう決断をする。そこにはカーワが想像だにしなかった彼らの隠された任務があったー。
制作年: | 2019 |
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監督: | |
脚本: | |
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2021年11月19日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー