デヴィッド・フィンチャー監督の映画『ゴーン・ガール』(2014年)で失踪した妻エイミーを怪演し、第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど高い評価を獲得した俳優ロザムンド・パイクのあらたなる最高傑作が誕生!ロザムンド・パイクが第78回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞した映画『パーフェクト・ケア』が2021年12月3日より全国劇場3週間限定上映&デジタル配信開始となる。華麗なほど大胆不敵に、狡猾に、人を欺く主人公はまさに100%共感不能!予測できない展開に目が離せない新感覚クライムサスペンスだ。
本作の主人公は、“完璧なケア”で裁判所からの信頼も厚い法定後見人のマーラ・グレイソン(ロザムンド・パイク)。だが、その正体は合法的に高齢者の資産を 搾り取る悪徳後見人だった。そんなマーラが次の獲物に定めた資産家の老女ジェニファー (ダイアン・ウィースト)。身寄りがなく格好の餌食と なるはずが、なぜか彼女の背後からロシアン・マフィアが現れて――。
ゴールデン・グローブ賞受賞!だけど、本作の評価は賛否両論!?
デヴィッド・フィンチャー監督作品『ゴーン・ガール』でアカデミー賞にもノミネートされたロザムンド・パイクの新たなる最高傑作と呼び声の高い本作『パーフェクト・ケア』。パイクは本作の演技で第78回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞した。毎年「アカデミー賞の前哨戦」として大きな注目を集めている同賞。並み居るライバルたちに打ち勝っての受賞は大きな話題となった。ちなみにロザムンド・パイクはこれがゴールデン・グローブ賞初受賞となった。
しかし、ゴールデン・グローブ賞を受賞しているにも関わらず本作は賛否両論の嵐を巻き起こしている。アメリカの映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家が78%(2021年10月14日現在)と高評価であるのに対して、観客評価は35%(2021年10月22日現在)と実に40%の差が出るという結果に!批評家と観客の評価にここまで差が出るのは非常に珍しい事態だ。
批評家たちはゴールデン・グローブ賞を受賞したロザムンド・パイクの演技を絶賛、また高度資本主義社会に対する風刺としても本作を高く評価している。その一方で観客たちは「マーラのやっていることが最低」と、合法的に高齢者の資産を搾取する悪徳後見人マーラに対して厳しい声が集まった。監督のJ.ブレイクソンは「彼らがひどいことをしている間でさえ、みんな楽しんでくれると思う。でもその後で、自分がすごく楽しんでしまったことに、少しぞっとするんじゃないかな。」と語り、愉快でブラックな映画であることも伺わせた。
実は近年、マーラのように「成年後見人制度」を悪用して問題になるケースが増えている。いつ自分の身に同じようなことが起きても不思議ではないという不安、そこに加えて、ロザムンド・パイク演じるマーラの圧倒的リアリティによる恐怖感が賛否を呼ぶ最大の要因になっている。
評価真っ二つ、賛否両論の嵐となっている本作。まさに「100%共感不能」状態。あなたは映画を観終わった後にどう感じるのか?是非劇場で確かめて頂きたい!
ゴールデン・グローブ賞受賞を記念して作成された特別画像を本邦初解禁!
今回解禁されたのは、ロザムンド・パイクがゴールデン・グローブ賞を受賞したことを記念して作成された特別仕様の画像。一枚はサングラスの下に確固たる意思を秘めた瞳を持つロザムンド・パイクが、もう1枚は不敵とも不気味とも言える笑顔を浮かべているパイクが収められている。
実はこの年のゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)はかなりの激戦区。パイク以外の候補者は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)でシャーリーズ・セロンが演じた人気キャラクターであるフュリオサの若き日を演じることが決まったアニャ・テイラー=ジョイ、アカデミー賞ノミネート経験のあるミシェル・ファイファーとケイト・ハドソン、そして第93回アカデミー賞にもノミネートされたブルガリアの新星、マリア・バカローヴァ。そんな強力なライバルに打ち勝ち、パイクはゴールデン・グローブ賞を受賞した。
本作にはロザムンド・パイクの他にも、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011年~2019年)や『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018年)のピーター・ディンクレイジ、『ゴジラ vs コング』(2021年)のエイザ・ゴンザレス、そしてアカデミー賞を2度受賞しているダイアン・ウィーストなど実力派俳優たちが共演している。
賛否両論の映画の物語はもちろん、俳優同士の演技合戦も大きな見どころの『パーフェクト・ケア』 は、2021年12月3日(金)全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始。
『パーフェクト・ケア』
法定後見人のマーラは、判断力の衰えた高齢者を守り、ケアすることが仕事だ。常にたくさんの顧客を抱え、裁判所からの信頼も厚いマーラだが、実は彼女は裏で医師やケアホームと結託して高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人だった。パートナーのフランとともにビジネスは順風満帆。まさに“アメリカン・ドリーム”を手に入れたマーラだったが、突如その目前に暗雲が立ち込める。新たに獲物として狙いを定めた資産家の老女ジェニファーをめぐって、次々と不穏な出来事が発生し始めたのだ。そう、身寄りのないはずのジェニファーの背後にはなぜかロシアン・マフィア(ピーター・ディンクレイジ)の影が!!迫りくる生命の危機、まさに絶体絶命。「私に“負け”はない」と豪語するマーラの運命は果たして―!?
制作年: | 2020 |
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監督: | |
脚本: | |
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2021年12月3日(金)全国劇場3週間限定公開&デジタル配信開始