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イーストウッド『荒鷲の要塞』吹替追録版がムービープラスでTV初放送!多田野曜平、星野貴紀のコメント到着!!

イーストウッド『荒鷲の要塞』吹替追録版がムービープラスでTV初放送!多田野曜平、星野貴紀のコメント到着!!
『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』(左から)星野貴紀、多田野曜平

CS映画専門チャンネル「ムービープラス」は、クリント・イーストウッド出演の往年の戦争アクション大作『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』を2021年5月にテレビ初放送することが決定!多田野曜平星野貴紀を迎え、地上波TV放送時にはカットされた約30分のシーンに、ムービープラスで映像音声を新たに収録。本作は、DVDにも収録されていない超貴重な映像となる。

『荒鷲の要塞』は、1968年にクリント・イーストウッド、リチャード・バートンが出演し制作された作品。独軍最強の要塞を舞台に、捕われた米軍将校を救出しようとする7人の兵士の潜入作戦を描く。第二次世界大戦を背景に難攻不落の要塞に潜入するアクションと、サスペンス要素が織り込まれた人気の高い戦争アクション大作となっている。

地上波放送時にカットされた36分のシーンを新たに収録!

1979年に地上波にてイーストウッドを声優界のレジェンド山田康雄が、バートンを「宇宙戦艦ヤマト」シリーズのナレーションでおなじみの木村幌が担当し吹替版が放送された。当時の放送では、36分の映像がカットされ放送されていたが、この度ムービープラスがその36分の映像に新たに音声を収録。ノーカット版としてテレビ初放送することが決定!

多田野曜平

新たな声を吹き込むのは、声優・多田野曜平、星野貴紀!

『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』でクリント・イーストウッドの吹替を務めるのは多田野曜平。かつてイーストウッドの吹替を担当していた山田康雄に変わり、『ダーティ・ハリー』シリーズ(1971年~1983年)『夕陽のガンマン』(1965年)『荒野の用心棒』(1964年)などでイーストウッドの追録部分を担当。『運び屋』(2018年)ではイーストウッド主演の新作映画で初となる全編吹替を担当。本作でも山田氏に尊敬の念を込めた声の演技を披露している。また、木村幌が務めたリチャード・バートンを務めるのは 星野貴紀。『ジャスティス・リーグ』(2017年)ほか、DCユニバース作品や『コードネーム U.N.C.L.E.』(2015年)などでヘンリー・カヴィルの声を担当している人気声優が、本作でどのような演技を見せるか期待していただきたい。

星野貴紀

多田野曜平、星野貴紀のコメント到着!!

-『荒鷲の要塞』の作品の魅力はどこにあると思いますか?

多田野それはもうコスプレ!イーストウッドの映画でありそうでないんですよ。しかもドイツの軍服を着ているはこれだけじゃないかな?「戦略大作戦」ってあるでしょ?あれでGIの恰好をしているイーストウッドもかっこいいんだけど。 今回の映画だと、ドイツの車両もかっこいい。サイドカー、ジープ、キューベルワーゲン、ハーフトラック、兵員輸送トラックなどなど、あとは拳銃とかね、軍マニアは垂涎ものじゃないかな。めちゃめちゃいい。見どころ満載!

星野:人狼ゲームに似ているなと初見では思いました。誰が味方で敵なのか、最後の最後まで分からなかったので。謎解き要素もあって非常に面白かったです。

『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』(左から)星野貴紀、多田野曜平

―今回の追加吹替にあたって準備したことはありますか?また、多田野さんは、山田康雄さんが演じられたクリント・イーストウッドと、青野武さんが演じられたダーレン・ネスビットの2役を担当されていましたが、どのように変えておられたのでしょうか。

多田野イーストウッド(山田康雄氏)に関しては“口を開けないこと”。それが肝心。口を開けずに話すと似てくるです。逆にネスビット(青野武氏)のパートは、口を大きく開けることがポイント。口の開け方などをそれぞれ変えて声を使い分けました。

星野:とにかく木村幌さんから離れないように、「荒鷲の要塞」をはじめ木村さんの作品を何回も聞かせてもらいました。そのなかで口腔の出す場所などを意識して音を作ってきましたね。

-追録というかたちでは初めての挑戦だったかと思いますが、普通の吹替との違いはありましたか?

星野:いかに差をなくして視聴者の方々が聞きやすいようにできるかというところは挑戦し甲斐がある部分でした。木村さんの芝居の考え方を探っていく作業はとても楽しかったです。こうゆう風に思っているからこの声の出し方になっているんだとか、人によって発声の仕方や柔らかさも違うので、それを意識して探っていくのはとても楽しかったですね。

『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』(左から)星野貴紀、多田野曜平

-吹替で映画を見るときの楽しみ方を教えてください。

多田野まず1つ目は吹替をしている人間の魅力ですよね。声優さんのキャラクターは大きい。あともうひとつは、日本語の魅力。ぼくら、翻訳劇をやる時も、演出家・翻訳家・役者が一緒にアイデアを出し合いながら、適切な日本語を考えていく作業がある。吹替をやる人間からしたら、海外の舞台を日本語で上演するアプローチの仕方と、英語を日本語にする吹替映画の現場のアプローチはとても似ているんですよね。もっと言うと、韓国映画で吹替する日本語と、米国映画で吹替する日本語は違うべきなんじゃないか。中国映画はもっと違う日本語を使ってみたらどうだろうとも考えてしまう。そこまでこだわったらもっと吹替映画の魅力が広がっていくんじゃないかな。

星野:字幕を読まなくてもいいというのが僕は一番大きいかな。映像でも舞台でもそうですが、視覚と聴覚だけの芸術なので、それ以上に視覚の情報が入ってきてしまうとリソースを結構取られてしまう。だから映像・音だけに集中できる吹替の文化は好きですね。

「荒鷲の要塞」でも、多田野さんがおっしゃっていたようにイーストウッドのコスプレだったりとか、字幕を追わなくていい分、それぞれの見どころを見逃さずにすみますしね。

『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』(左から)星野貴紀、多田野曜平

-星野さんは野沢那智さんの養成学校ご出身ということですが、野沢さんの言葉で印象に残っているものがあれば教えてください。

星野:家事をしながら声だけで何が行われているかがわからなくてはならないと口酸っぱく言われていました。「声で何が行われているかが映像として浮かんでくるようじゃないとダメなんだぞ」と。

映像の力はもちろん借りるのですが、セリフだけ抽出してもどういうやりとりが行われているかというのがわかるように徹底的にトレーニングをしてきました。そういう野沢さんの意思は受け継いでいきたいですね。

-『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』を楽しみにしている方にメッセージをお願いいたします。

多田野世代を超えたコラボレーションとでもいいますか、今の時代だからこそ作ることができた作品になっています。みなさんの期待に応えられたかわかりませんが、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!

星野:ノーカットの吹替版が見られるのは、ムービープラスの放送だけになります!ぜひご覧ください!

『荒鷲の要塞』©Turner Entertainment Co.

『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』は、CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で2021年5月16日(日)21時、5月31日(月)10時30分から放送予定。

さらに!クリント・イーストウッドの誕生日に、イーストウッド、ドナルド・サザーランドが共演した戦争アクション『戦略大作戦』(1970年)も併せて放送!『戦略大作戦』は、2021年5月31日(月)13時30分~放送予定。イーストウッドの名作をお見逃しなく!

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『荒鷲の要塞【ムービープラス吹替追録版】』

第二次世界大戦で連合軍がようやく反撃に移ろうとしている頃。“鷲の城”と呼ばれる独軍の情報本部に、米国のカーナビー将軍が捕われの身となっていた。ジョン・スミスを始めとする6人の英軍情報部の諜報員と、米国レンジャー部隊シェイファー中尉による決死の潜入・救出作戦が始まった!

制作年: 1968
監督:
出演:
吹替: