新海誠監督が第93回アカデミー賞6部門にノミネートされた『ミナリ』を称賛!リー・アイザック・チョン監督からも、『君の名は。』についてのコメントが到着!日米の俊英監督がお互いにたたえ合う!
『ムーンライト』(2016年)や『レディ・バード』(2017年)など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、『それでも夜が明ける』でエンターテイメントの定義を変えたブラッド・ピットのPLAN Bがタッグを組んだ『ミナリ』が2021年3月19日(金)に公開。本年度アカデミー賞作品賞含む6部門ノミネートされて、2020年の『パラサイト 半地下の家族』に続きアカデミー賞?での波乱起こす 新たなる家族映画のマスターピースとして話題になっている。
リー・アイザック・チョン監督がハリウッド実写版『君の名は。』を手掛けることが決定した縁から、新海誠監督が一足早く『ミナリ』を鑑賞。自身のTwitterにて「良いもの観たなあ」と称賛し、「チョン監督にハリウッド版『君の名は。』を監督してもらえることが、あらためて幸せです」と喜びを語った。
リー・アイザック・チョン監督『ミナリ』、試写を拝見しました。映画の中のあのたくましい家族だけではなく、作り手まで思わず大好きになってしまうような、素敵な善性に満ちた映画です。良いもの観たなあ。
— 新海誠 (@shinkaimakoto) March 15, 2021
チョン監督にハリウッド版『君の名は。』を監督してもらえることが、あらためて幸せです。
そして、リー・アイザック・チョン監督からも『君の名は。』についてコメントが到着!『ミナリ』はチョン監督の半自伝的ストーリーで、監督は幼少期、広大な大地が広がるアーカンソー州育ち。そんな田舎育ちな点を新海誠監督との共通点に挙げ、「新海監督が意義深いと思っている部分は自分にとっても意義深いと自然に思えるのが良いと思っています」とコメント。「日本の皆さまにとって『君の名は。』は大切な作品であることをよく知っていますので最善を尽くします」とハリウッド実写版制作に意気込みを語った。オリジナルの『君の名は。』については、「とても神秘的で感動的な作品」と評し、さらには「『君の名は。』は自然や大地に耳を傾け、どのように人に影響を与えているのかを受け入れていくというテーマ性も持ち合わせています。それは『ミナリ』にも共通していると思いました」とコメント。これまで小津安二郎監督をはじめ、日本の<家族映画>にインスパイアされたと語るチョン監督は、「実際に、僕は『ミナリ』を作った後は家族に対しても思いが明確になりました。皆さんも『ミナリ』を観た後に同じように感じてもらえるといいなと思っています」と、公開を待ち望む日本のファンに向けてメッセージを贈った。
『ミナリ』は2021年3月19日(金)より、TOHOシネマズシャンテほか、全国ロードショー。
『ミナリ』
1980年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカ南部のアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越してきた。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと心臓に病を持つが好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる──。
制作年: | 2020 |
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2021年3月19日(金)、TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー