2021年3月5日(金)に最終話が配信され、ついに幕が閉じたマーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』。
「『ワンダヴィジョン』最終話。物凄く楽しんだけれど、ホラー的なテイストと往年のシットコム再現のケミストリーが素晴らしいのと、第5話のサプライズが凄かった」
「最終回が面白すぎたから、もう1回最初から観る!」
「ワンダヴィジョン見終わった悲しい。いろんな伏線散りばめられてたなあ、これが映画に繋がるのか。それはそれで楽しみだ。」
…など、最終話の後も熱冷めやらぬファンのコメントがSNSを賑わせている。
シットコムで楽しく愉快にスタートしたかと思いきや、怒涛の急展開で最終話まで一気に走り切った本作。マーベルが送る初のオリジナルドラマシリーズとなった本作には、何度観てもファンを飽きさせない様々な魅力がある。
本記事で、『ワンダヴィジョン』をもっと楽しめる&もう一度見たくなる!面白いポイント別に魅力を総ざらいしたい。
※本ニュースには『ワンダヴィジョン』のネタバレが含まれます。
マーベル作品とは思えない“異色”のシットコム
マーベルが初挑戦したシットコム(シチュエーション・コメディ)として幕を開けた本作は第1話、白黒の世界の中で晴れて結婚したワンダとヴィジョンが、ウエストビューに引っ越してくるところから始まる。
壮絶なアクションや激しい戦いを描いてきたマーベルからはまるで想像できないような、明るく愉快で幸せな日々。いままでにも様々なジャンルでファンを楽しませてきたマーベルだが、ファンの想像を超える本格的なシットコムでは、ワンダとヴィジョンの新たな魅力も炸裂。オーバーなリアクションで観客の笑いをとったり、慣れない新生活に悩みながら2人で協力して困難を切り抜けたりと、“アベンジャーズ”での2人からはまるで想像できない新たな魅力が描かれ、何度観ても微笑ましくなるキュートな2人だ。
知られざるワンダの“過去”が明らかに
『ワンダヴィジョン』とタイトルが付けられた本作はワンダとヴィジョンの物語かと思いきや、話数を経るごとに本作は“ワンダ自身”の物語であることが明らかに。
2人が住む謎の世界ではウエストビューの住人が続々と行方不明になっているという事件が起こったことから、FBI捜査官のジミー・ウーや、科学者のダーシー・ルイス、そして調査員のモニカ・ランボーは、謎の世界の真相を突き止めようとする。
やがて謎の世界はワンダが作り出したもので、その世界が誕生した裏側にワンダの悲しい過去があるということが判明する。弟のピエトロと最愛の人ヴィジョンを一度に失ったワンダは、悲しい気持ちと孤独に飲み込まれて耐えきれなくなったことで、その強力な魔力を暴走させ、ウエストビューの世界、そして死んだはずのヴィジョンを“作りだした”のだ。
ワンダが登場すると言われている『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』に向けて、ワンダ自身の物語を描いた本作は何回でも復習すべき作品だ。
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涙なしには観られない“家族の愛”
『ワンダヴィジョン』で証明された、ワンダとヴィジョンの深い愛。幸せな新婚生活を手に入れた2人は毎日一緒に過ごし、本当の“家族”のような暮らしを送っていた。子供を身ごもったワンダをヴィジョンが支えたり、ウエストビューが危険にさらされようとしたときも必死に子供たちを守ろうとしたりと、2人の愛は『ワンダヴィジョン』を通してさらに強くなっていった。
さらに本作には2人の愛だけではなく家族愛も描かれている。双子を授かったワンダとヴィジョンは、ヒーローとしてではなく親として子供と共に成長し、最後には家族全員で、ワンダを襲おうとする魔女のアガサ・ハークネスやヴィジョンを兵器として利用しようとしたソード(知覚兵器観察対応局)と戦った。
さらにワンダの父と母、弟との過去の思い出がウエストビューのシットコムの世界を作り出したことも明らかとなり、本作ではアクションや謎だけではなく、涙なしには観ることのできない“家族愛”も楽しめるのだ。
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マーベルならでは!MCUに繋がるファン待望のサプライズ
『ワンダヴィジョン』を観るファンが最も楽しみにしていたのは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界と繋がるサプライズだったに違いない。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)のその後を舞台とした本作は、第1話では全くMCUと繋がる要素はなかったものの、第4話でついに『アベンジャーズ/エンドゲーム』の世界と直結。さらに続く第5話ではなんと、X-MENシリーズのピーター(クイック・シルバー)演じるエヴァン・ピーターズが登場するのだ!「ついにマルチバースの扉が開いたか」とファンの間で騒然となった衝撃の展開は、何度観ても鳥肌が立つ。
https://www.instagram.com/p/CLclBvdgYY8/
さらに先日迎えた最終話では、MCUにかかせないエンドクレジットも公開。『キャプテン・マーベル』(2019年)に登場したスクラル人がモニカの前に現れ「彼が会いたいと」とニック・フューリーの登場を予期させるサプライズや、“スカーレット・ウィッチ”へと覚醒したワンダの意味深なラストシーンなど、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』や『キャプテン・マーベル』続編に繋がるであろうシーンも公開。今後のMCUに向けて『ワンダヴィジョン』は絶対に見逃せない作品であることを証明させた。
何度観ても飽きることのない『ワンダヴィジョン』。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021年3月19日(金)日米同時配信)や『ロキ』(2021年6月11日(金)日米同時配信)、さらにMCUの映画作品に向けて、『ワンダヴィジョン』をもう一度振り返ってみてはいかがだろうか⁉︎
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』は、ディズニープラスにて全話独占配信中!
「ワンダヴィジョン」
とある郊外の街に引っ越してきたのは、長い恋愛の末、晴れて結婚したスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョン。60年代のアメリカを想起させるポップでお洒落な洋服に身を包んだ2人は、夢にまでみた結婚生活を手に入れ、幸せな日々を送っていた。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のヴィジョンの死……しかし、『エンドゲーム』後の世界でヴィジョンはワンダと共に幸せに暮らしている。すべてが見かけ通りとは限らない――2人は徐々に自分たちの目に見えている全てが“真実ではない”のではと疑い始める。
制作年: | 2020 |
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監督: | |
出演: |
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