2020年で公開30周年を迎えた人気ファミリー映画『ホーム・アローン』シリーズ。監督をつとめたクリス・コロンバスがインタビューでシリーズの撮影秘話を明かした。『ホーム・アローン2』でのトランプ大統領のカメオ出演や、Disney+で製作中のリブート版『ホーム・アローン』に対する本音を赤裸々に語っている!
トランプ大統領のカメオ出演は強引なものだった⁉︎
『ホーム・アローン2』では、マコーレー・カルキン演じる主人公ケビンが空港で家族とはぐれてしまい、家族と一緒にフロリダのクリスマス休暇を過ごすどころか、ニューヨークで一人過ごす事になってしまう。ニューヨークに着いたケビンが高級ホテルのプラザホテルを訪れ、「ロビーはどこですか?」とビジネスマンに尋ねるシーンがある。まさにそのビジネスマンがトランプ大統領だったわけだが、そもそもトランプ大統領が出演する予定はなかったことをコロンバスが明かしている。
「ニューヨークのほとんどの場所のように、手数料を支払えば、撮影を許可してもらえる。当時トランプ氏が所有していたプラザホテルにアプローチしたのは、ロビーでの撮影を希望していたからだ。トランプ氏はOKと言ってくれた。手数料は支払ったが“プラザホテルを使えるのは私が映画に出演する時だけだ”とも言ってきたんだ。そこで私は彼を映画に出演させることに同意した。不思議なことに、初めて上映したとき、トランプ氏の登場とともに歓声が上がったんだ。そこで私は編集者に“彼は映画の中に残しておいてくれ”と言った。観客のためにね。」と明かした。
コロンバス監督、リブート版『ホーム・アローン』は「時間の無駄」と一刀両断!
コロンバスは、現在Disney+で製作が進められているリブート版『ホーム・アローン』について「時間の無駄」と猛烈に批判した。
「誰もリブート版について私に連絡をくれなかったし、私の知る限りでは時間の無駄だ。一体リブート版に何の意味があるんだ?私は『ホーム・アローン』のような長い歴史を持つ映画をリメイクする必要はないと固く信じているよ。同じようなヒットは作れないし、あり得ないことだ。では、なぜリブートをするのか? まるで、ディズニーのアニメ映画をまた絵の具で描いて、それを実写版にするようなものじゃないか。一体何の意味があるんだ? もう終わっている話だろう。自分で考えた作品を作ればいいんだ。 たとえ失敗したとしても、少なくともオリジナルのものができたということになるだろう。」と赤裸々に明かした。
リブート版『ホーム・アローン』には『ジョジョ・ラビット』(2019年)のアーチー・イェーツが主演を演じ、『アンブレイカブル・キミー・シュミット』(2015年〜2019年)のエリー・ケンパー、『デッドプール2』(2018年)のロブ・ディレイニーが出演することが明らかになっている。監督を『ダーティ・グランパ』(2016年)のダン・メイザーがつとめる。
リブートの前に、今でもクリスマスの定番映画と呼ばれている『ホーム・アローン』シリーズを再度チェックしてみてはいかがだろうか。
『ホーム・アローン』
パリでクリスマスを過ごそうと飛行機に乗り込んだ15人の大家族。だが、飛行機の中で思い出した大事な忘れ物は…8歳のケビンだった!家に取り残されたケビンは、一人の自由を思う存分楽しんでいたが、そこに2人組の泥棒が現れて…?
制作年: | 1990 |
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