2020年、全米の視聴者が一番視聴した配信映画はどれだ⁉︎ 米Variety誌は、“2020年定額制動画配信サービスで最も視聴された配信映画ランキング”を発表した。
米市場調査会社Screen Engine/ASIが実施した同調査では、13~64歳のアメリカ在住の視聴者1200人を対象に、公開後7日間に視聴した作品を毎週集計したもの。
数多ある動画サービスの配信作のなかで、どの作品を観よう? と目移りしてしまう方は少なくないはず。話題作もりだくさんの本ランキングを、ぜひ視聴の参考にしていただきたい。早速1位から10位までを見ていこう!
1位:『ハミルトン』(Disney+)
人気ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」を映像化。アメリカ合衆国建国の父といわれるアレクサンダー・ハミルトンの生涯を、ヒップホップやジャズなど現代音楽にのせて描いた。同ミュージカルを制作したリン=マヌエル・ミランダをはじめ、ダヴィード・ディグス、レネー・エリス・ゴールズベリーらブロードウェイで実際に出演した舞台俳優たちが出演。
2位:『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(Amazon Prime Video)
サシャ・バロン・コーエン主演。2006年に公開された超問題作『ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』の全世界待望(⁉︎)の続編。配信開始から2週間も満たないうちに2位にランクインするという関心の高さをうかがわせた。本作では、ボラットの娘トゥーターとともに、ドナルド・トランプ米大統領に貢ぎ物をするためにアメリカを再訪問した親子の冒険を描く。
3位:『マイ・スパイ』(Amazon Prime Video)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ(2014年~)、『007 スペクター』(2015年)のデイヴ・バウティスタ、天才子役のクロエ・コールマン主演。CIAの豪腕エージェントと頭脳派天才少女の絆を描くスパイ・アクション映画。格差だらけの最強凸凹コンビが、テロリストから世界を救う超ド級のスパイ・アクション!
4位:『タイラー・レイク -命の奪還-』(Netflix)
『マイティ・ソー』シリーズ(2011年〜)のクリス・ヘムズワース主演サバイバルアクション大作。製作総指揮を『アベンジャーズ』シリーズ(2012年〜2019年)のルッソ兄弟がつとめた。数々の危険な任務をこなしてきた屈強な傭兵タイラー・レイク(ヘムズワース)が、犯罪王の誘拐された息子を救い出すという命がけの任務に挑む。
5位:『フィニアスとファーブ/ザ・ムービー:キャンディス救出大作戦』(Disney+)
https://youtu.be/7ktzsxbaHWg
天才的な頭脳を持った義兄弟フィニアスとファーブの冒険を描く米国発人気アニメの映画シリーズ最新作。キャンディスは弟たち、フィニアスとファーブの悪さを暴いて懲らしめようと必死になるが、いつものごとく失敗に終わり自分の不公平さを嘆き悲しむ。ついには宇宙に見放されていると感じるようになり、その後キャンディスはエイリアンに誘拐され、弟のいない遠くの惑星にたどり着くと、彼女はそこで「選ばれし者」として崇拝される。はたしてそこはキャンディスが望んでいた場所なのか⁉︎ 一方、フィニアスとファーブは、キャンディスを救出するために銀河を超える旅に出発し、エイリアンの邪悪な秘密を明らかにしていく。
6位:『ムーラン』(Disney+)
1998年に公開された同名アニメーション映画の待望の実写版。中国人女優リウ・イーフェイ、コン・リー、ドニー・イェン、ジェット・リーらが出演。はるか昔の中国で、愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士となったムーランを待ち受ける運命を描く。“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する彼女が最後に下す決断とは―。
7位:『オールド・ガード』(Netflix)
『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』(2015年)のシャーリーズ・セロン主演のアクション映画。何世紀にも渡り、秘密裏に人類を守り続けてきた謎の特殊部隊。そのメンバーたちは“永遠の命”を持つ不死身の傭兵たちであり、彼らを率いるのは女性兵士アンディ(シャーリーズ・セロン)。ある日、緊急任務のために召集された彼らの能力が何者かによって暴かれ、その能力を複製しようと企む謎の組織から狙われることに。手段を選ばない組織の脅威に立ち向かう部隊と人類の運命は、アンディと新たな仲間ナイル (キキ・レイン)に託された―。
8位:『シカゴ7裁判』(Netflix)
『ファンタスティック・ビースト』シリーズ(2016年〜)のエディ・レッドメイン、『アクアマン』(2018年)のヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、『プロジェクト・パワー』(2019年)のジョセフ・ゴードン=レヴィット、『ボラット』シリーズ(2006年~)のサシャ・バロン・コーエンらが豪華共演。民主主義のために戦った7人の男たちの実話に基づく物語。始まりは1968年、シカゴで行われた民主党全国大会。当初は平和的に実施されるはずだった抗議デモは、警察・州兵との間で激しい衝突へと発展。デモの主催者であるアビー・ホフマン、ジェリー・ルービン、トム・ヘイデン、ボビー・シールらは、“暴動を煽った”として共謀罪で起訴される。そして、歴史に悪名をとどろかせた裁判が幕を開けるのだった―。
9位:『魔女がいっぱい』(HBO Max)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(1985年~1990年)のロバート・ゼメキス監督最新作、オスカー女優アン・ハサウェイ主演。舞台は1967年、豪華なホテルに恐ろしい秘密の企みを持った“恐ろしい魔女”<グランド・ウィッチ>たちがやってくる。偶然その企みを知ってしまった少年の運命はいかに―⁉︎ 『プラダを着た悪魔』(2006年)で共演したハサウェイとスタンリー・トゥッチが再共演することでも話題の本作。日本では2020年12月4日(金)より劇場にて全国公開。
10位:『ラブバード』(Netflix)
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019年)のクメイル・ナンジアニ&イッサ・レイ主演のアクションコメディ映画。破局に向かいつつあるカップル (ナンジアニ&レイ)がある日、殺人のぬれ衣を着せられた‼︎ 手遅れになる前に真犯人を見つけだし、身の潔白を証明することはできるのか? また、気になる2人の関係の行方は!?
全米の視聴者が最も視聴した配信映画は皆さんの予想通りだっただろうか?
2020年が終わる前にぜひチェックしてみよう!