クリント・イーストウッド主演映画『荒野の用心棒』(1964年)の、テレビシリーズが現在開発中であることが明らかになった。米Deadline誌が報じている。
黒澤明監督作品『用心棒』(1961年)のリメイク作品であるセルジオ・レオーネ監督作品『荒野の用心棒』は、アメリカとメキシコの国境沿いの町を舞台に、イーストウッド演じる腕利きの風来坊が町の勢力争いに飛び込んでいく姿を描く。1964年にイタリア、1967年にアメリカで公開された本作は、クリント・イーストウッドを主演に、アメリカでは西部劇をあらわす「スパゲッティ・ウエスタン(日本ではマカロニ・ウエスタン)」というジャンルを広め、『夕陽のガンマン』(1965年)、『続・夕陽のガンマン』(1966年)と続編が公開された。
米Deadline誌によると、本作を手がける映画制作会社マーク・ゴードン・ピクチャーズは『荒野の用心棒』と黒澤明の『用心棒』両方の権利を取得しており、このたびのテレビシリーズは、原作をもとに現代的に再構成された作品になるという。脚本には、大ヒット海外ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011年〜2019年)の脚本家ブライアン・コグマンが携わる。現在コグマンは、米アマゾン・スタジオが準備をすすめているドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』でコンサルタントとして参加している。
現在のところ、出演者や公開日時などの詳細は明らかになっていない。続報に期待したい!