2003年に米国で発足したレイシスト集団<ヴィンランダーズ>の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を描いた映画『SKIN/スキン』が2020年6月26日(金)に公開する。
本作の製作にあたり、ガイ・ナティーヴ監督が長編のアイデアや作品の主旨を理解してもらうべく作った、『SKIN 短編』が「Black Lives Matter」運動の高まりを受け、2020年6月12日(金)18:00より緊急無料配信をすることが決定した。『SKIN 短編』は第91回アカデミー賞で短編映画賞を受賞した世界的にも評価の高い作品だ。
『SKIN 短編』は、白人と黒人の人種問題を描く衝撃作。スーパーマーケットで、黒人の男性がレジに並んでいた白人の少年と目が合い、微笑みかけた。この何の変哲もない瞬間が、少年の父で、白人至上主義者のジェフリーの怒りを買い、白人と黒人の2つのギャングを冷酷な戦争に駆り立て、衝撃的な悲劇を引き起こす……。そこに居合わせた子供の視点を織り交ぜながら、強烈な描写と驚愕の展開で観客に今もなお止むことのない差別主義の連鎖を描き出す。
白人至上主義者の父ジェフリーを演じたのは、『告発のとき』(2007年)のジョナサン・タッカー、そしてその妻クリスタを演じるのは『パティ・ケイク$』(2017年)でラッパーのヒロインを演じたダニエル・マクドナルド。短編での演技が評判を呼び、マクドナルドは長編の『SKIN/スキン』にも出演する。ジェフリーとクリスタの息子トロイを、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017年)やNetflixオリジナルシリーズ『ロック&キー』(2020年~)など話題作への出演が続く人気子役のジャクソン・ロバート・スコットが演じる。黒人男性のジェイディを演じるのはクライムドラマ『トップボーイ』(2013~2019年)で知られるアシュリー・トーマス。
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監督は、イスラエルでキャリアを築き、『SKIN 短編』でアメリカデビューを飾ったガイ・ナティーヴ監督。『SKIN 短編』について、ナティーヴ監督が世界的に評価を受けた理由について「短編では子どもたちを起用したことで、観客の心にスッと入って共感を得やすい作品になったのだと思います。どんな風に育てるのか、何を教えるのかがとても大切なことだと伝えたかったので、“自分たちが子どもたちに教えたことは、すべて自分たちに返ってくる”というコンセプトで作りました。差別主義者が、差別というものが何なのかを自らの肌で知っていく物語になっています。」と語る。
『SKIN 短編』は差別主義者に育てられた少年の物語として、長編の『SKIN/スキン』は差別主義組織から脱会する男の物語として、アメリカが抱える人種差別問題を描く。短編と長編、どちらの作品も観ることでよりこの問題の根っこの部分が理解できる。今もなお⽌むことのない差別主義の連鎖をどのように断ち切ることができるのか。⻑編・短編どちらもそのヒント教えてくれる、まさに“いま観るべき映画”となっている。
『SKIN 短編』は『SKIN/スキン』公式サイトにて、2020年6月12日(金)18:00~6月18日(木)24:00まで期間限定で配信 。新宿シネマカリテ、ホワイト シネクイント、アップリンク吉祥寺ほか、全国の一部劇場でも、回数限定で長編との同時上映も予定している。
『SKIN 短編』
スーパーマーケットで、黒人の男性がレジに並んでいた白人の少年と目が合い、微笑みかけた。この何の変哲もない瞬間が、少年の父で、白人至上主義者のジェフリーの怒りを買い、白人と黒人の2つのギャングを冷酷な戦争に駆り立て、衝撃的な悲劇を引き起こす……。
制作年: | 2018 |
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2020年6月12日(金)18時~6月18日(木)24時まで期間限定で配信