明日2020年5月29日(金)より6月7日(日)までの10日間、YouTubeにてオンライン映画祭「We Are One: A Global Film Festival」が開催される。
俳優ロバート・デ・ニーロらが設立した米トライベッカ・エンタープライズとYouTubeが合同での開催を発表し、トライベッカ映画祭をはじめ、カンヌ映画祭、ベルリン国際映画祭など含む世界各国の21の映画祭のプログラムを無料で公開、10日間で100本以上の映画が上映される。観客は、各動画のページにある寄付ボタンやリンクから、新型コロナウイルスの救援活動を寄付ができ、世界保健機関(WHO)、国際連合児童基金(UNICEF)などの機関を通じて役立てられる予定。
世界35カ国を超える国々から選出された作品には、長編は23本と8本のドキュメンタリー、短編は57本と15本のドキュメンタリーが含まれており、数々の作品が上映されることに加え、映画関係者によるトークショーや音楽パフォーマンスも行われる。
公開されるトークショーにはアーカイブ映像に加え今回限定で公開されるトークショーの数々は超豪華ラインアップ!
■フランシス・フォード・コッポラ監督(『ゴッドファーザー』シリーズ)×スティーヴン・ソダーバーグ監督(『オーシャンズ』シリーズ)
■ヴィゴ・モーテンセン×デヴィッド・クローネンバーグ監督(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』)
■ポン・ジュノ監督×ソン・ガンホ(ともに『パラサイト 半地下の家族』)
■ギレルモ・デル・トロ監督(『シェイプ・オブ・ウォーター』)
■テッサ・トンプソン×ジェーン・カンピオン監督(『ある貴婦人の肖像』)
■クレール・ドゥニ監督(『ハイ・ライフ』)
■ジャッキー・チェン
■アラン・ドロン
■チャン・ツィイー
■アン・リー監督(『ブロークバック・マウンテン』)×是枝裕和監督(『万引き家族』)
日本からは、湯浅政明監督の2007年の短編アニメーション『夢みるキカイ』、2017年の東京国際映画祭で観客賞を受賞した大九明子監督、松岡茉優が主演した風変わりなラブコメディ『勝手にふるえてろ』などが配信される。また、映画祭常連の深田晃司監督が「We Are One」のために制作した短編映画『ヤルタ会談オンライン』も配信。
他には、米オルタナティヴ・ロックバンド「サード・アイ・ブラインド」に迫る短編ドキュメンタリー『Motorcycle Drive By』や、ドリームワークス・アニメーションの初短編作品『Bilby(原題)』『Marooned(原題)』『Bird Karma(原題)』なども話題を呼びそうだ。
そして、VRセレクションでは、エミー賞にノミネートされたドキュメンタリー映画『Traveling While Black(原題)』や、ビル・スカルスガルド主演のSF物語『Alteration(原題)』(2017年)が公開されるほか、ジョン・レジェンド、オプラ・ウィンフリー、ルピタ・ニョンゴなどが出演する作品が上映される。
「We Are One: A Global Film Festival」配信作品は公式YouTubeでチェックしよう!