もう誰にも止められない! おっさんたちの濃厚なラブがこの夏をさらに熱くする
社会現象を巻き起こした“笑撃”の恋愛ドラマが還ってきた! 一部熱狂的なファンが待ち望んだ(?)『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が2019年8月23日(金)公開された。
2018年から連続ドラマとして放送されるや、おっさんたちが繰り広げるあまりにピュアな恋愛模様が話題を呼んだ「おっさんずラブ」。“はるたん”こと春田創一(田中圭)をめぐる、黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と牧凌太(林遣都)の三角関係、そして真剣に愛を貫く男たちの純粋な姿に胸キュン必至のドタバタコメディが、映画となって再び旋風を巻き起こす。
ドラマ版の最終回で黒澤との結婚式をドタキャンし、牧と永遠の愛を誓い合い海外勤務に旅立った春田。それから1年後、彼の帰国を迎えてくれたのは黒澤をはじめ、新入社員の山田ジャスティス(志尊淳)を加えたお馴染みの天空不動産東京第二営業所のメンバーだ。しかし、なぜかそこに愛する牧の姿はなかった。
超強引な展開によって愛憎と嫉妬が渦巻く前代未聞の“五角関係”に突入!
動揺する春田の前に表われたのは、大人の色気ムンムンの狸穴迅(沢村一樹)をリーダーとする本社の特別プロジェクトチーム。一方的にプロジェクトへの参加を強要する狸穴の隣には、本社へ異動になりチームの一員としてキャリアアップをはかる牧がいた。付き合っているはずなのに何も聞かされていなかった春田は当然、牧に不信感を募らせる。
強引に再開発を進める本社と地域住民を大事にしたい営業所の確執が深まるなか、黒澤がとある事故をキッカケに春田のことだけを忘れる“記憶喪失”に!
「そんな都合のいい記憶喪失あるかよ!」というツッコミは置いておいて、あのとき押し殺したはずの恋心すら忘れてしまった黒澤は、改めて“生まれて初めて”春田に恋をすることになる。
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結婚を意識する春田と、自分の仕事を優先したい牧の心のすれ違いが浮き彫りになるなか、黒澤は春田に親し気に接するジャスティスに対し嫉妬の炎を燃やし、春田は急接近する牧と狸穴にヤキモチを焼く。やがて事態は、相関図に一方通行の矢印が飛び交う禁断の“五角関係”に突入。さらに、そんなおっさんたちのすれ違う恋心をよそに、天空不動産を未曽有の大事件が襲う。巻き込まれた春田の運命は? そしておっさんたちの恋の行方はいかに……!?
難しいことは考えるな! 必死なおっさんたちに泣いて笑って、心のデトックス
ドラマ版を観ていない観客には何が何だか分からないかもしれないが、そこは安心してほしい。味つけこそ奇抜だがストーリーはいたってシンプルで、“好きになった人と結ばれて2人で一緒に幸せになりたい!”という、ただそれだけのお話。メイン設定を踏まえずとも難なく理解できる、最近では少女漫画でもお目にかかれなくなった超純愛物語である。多くの人が望んでいることだけど、恥ずかしくてなかなか表には出せない……そんな気持ちを隠すことなく、そして年齢・性別を問わずストレートに表現しているだけなのだ。
もちろん、シリーズのファンへのサービスも忘れていない。図らずも熟年離婚することになってしまった黒澤の元妻・西園寺蝶子(大塚寧々)と、イマドキの若者・栗林歌麻呂(金子大地)の恋の行方も描かれるし、牧にフラれてしまった営業主任・武川政宗(眞島秀和)は、相変わらず叶わぬ恋にその身を焦がしている。
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オープニングから突然始まるジャッキー映画を意識したであろう香港でのチェイスシーンや、ご都合主義で突破していくストーリーなどに、いちいちツッコむのは野暮というもの。チャーミングな吉田鋼太郎の一途な恋に身もだえし、田中圭の拍車がかかったダメっぷりに母性をくすぐられつつ、5人のおっさんが繰り広げる恋模様にヤキモキしながら、今夏いちばんのお祭り映画を堪能してほしい。
『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』は2019年8月23日(金)より全国ロードショー
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=ApgcKU6xBBc