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治安最悪の街で起こった奇跡の実話
12月20日(金)より公開となる映画『型破りな教室』は、おそらく世界でトップクラスに治安の悪いであろうメキシコのある街で実際に起こった奇跡を描いた感動作だ。物語の舞台となるのは、国内最低クラスの学力レベルだった小学校である。
麻薬カルテルが牛耳る治安最悪の街マタモロス。小学校も施設の老朽化や教育資源の不足に悩まされ、学力テストを通過するためだけの形式的な詰め込み授業しか行えないような状況だ。しかし、そんな小学校に新任教師のフアレスが赴任してきたことから、生徒たちの学力はぐんぐん上昇。全国上位に食い込むまでになる。
いったいフアレスはどんな授業を行い、劣悪な環境で暮らす生徒たちの学習意欲を高めたのか? 実在の教師と生徒たちが起こした奇跡を描く本作は、どんな境遇でも希望を胸に努力することが明るい未来へと繋がるのだという、ともすれば陳腐になりかねないテーマをこれ以上ない説得力をもって描いている。
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