最狂で最恐の“おもてなし”スリラー
『ゲット・アウト』『M3GAN/ミーガン』など数々のヒット作を生み出し、ハリウッドのホラー界を牽引するブラムハウス・プロダクションズの最新作『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』が、12月13日(金)より全国公開となる。
ジェームズ・マカヴォイ(『IT/イット』シリーズ、『スプリット』ほか)が、最恐の“おもてなし”を提供する男パトリックを怪演する本作。監督を務めるのは『バイオレンス・レイク(未)』『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』など、サスペンスの名手として知られる英国出身のジェームズ・ワトキンスだ。
作品全編に散りばめられた違和感、手に汗握る緊張の連続、そしてこの家族の闇が暴かれたとき、逃れられない絶望へと変わり――。想像を絶する恐怖へと引きずり込む“おもてなし”スリラーが今年の冬、日本を震撼させる。
人間の精神の闇に迫る、戦慄の「洗脳系」心理スリラー作品4選!
「洗脳」――その言葉だけで背筋が凍るような恐怖を感じないだろうか? 人間の精神を根底から覆し、自由意志を奪い去る恐ろしい現象。強制力によって、その人の主義・思想を根本から書き換え、まるで別人のように変貌させてしまう禁断の技術だ。特異な環境下で、もしくは底知れぬカリスマ性を持つ人物の下で、気づかぬうちに心を操られ、自分を失っていく……。
今この瞬間にも、知らず知らずのうちに誰かに操られているかもしれない。正常な状態ならば「まさか、そんなことを」と即座に否定するような行動を、いつの間にか自然に受け入れてしまう。その可能性について「まったく無い」と言い切れるだろうか? 普段の生活の中で、気づかぬうちに“洗脳状態”に陥っている人々が、実はすぐそばにいるとしたら? そう考えると、身の回りの人々の何気ない言動にも、不気味さを感じずにはいられなくなる。
ということで今回は、そんな人間の“精神の闇”に迫る、戦慄の「洗脳系心理スリラー映画」を4作厳選して紹介したい。