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「彼はシャイだった」ザ・バンドやボブ・ディランから愛された、“摩訶不思議な男”のルーツを辿る『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

「彼はシャイだった」ザ・バンドやボブ・ディランから愛された、“摩訶不思議な男”のルーツを辿る『ボビー・チャールズ 極楽の歌』
『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

今年9月から10月にかけて東京・大阪にて開催した、ピーター・バラカン氏が上映作品を監修・選定し、日本劇場初上映作を含む音楽映画を上映する<Peter Barakan’s Music Film Festival 2024>で大反響を呼んだ『ボビー・チャールズ 極楽の歌』が、12月13日(金)よりYEBIS GARDEN CINEMAにて2週間限定公開される。このたび、予告編とメインビジュアル、場面写真が解禁となった。

摩訶不思議な男のルーツを辿る、奇跡の音楽ドキュメンタリー

本作は、類まれなる才能から180を超える曲を生み出し、ザ・バンドやボブ・ディランなど250組以上のアーティストたちから愛されるも、公の場に姿を現すことを嫌い、謎に包まれていたボビー・チャールズのルーツを辿る音楽ドキュ メンタリー。彼とその音楽に魅せられたディヴィッド・デュボス監督が、9年の歳月をかけて完成に漕ぎつけた奇跡の映像だ。

ボビー・チャールズ / Bobby Charles
1938年ルイジアナ州アビヴィル生まれのシンガー/ソングライター。彼の楽曲はファッツ・ドミノ、ジョー・コッカー、レイ・チャールズ、ジョー・ストラマー、ボズ・スキャッグズ、ポール・バターフィールド 、フロッグマン・ヘンリーら多くのアーティストに取り上げられている。1955年、ブル ーズ/R&Bの名門チェス・レーベル初の白人アーティストとしてデビュー。そのデビュー曲「See You Later Alligator」はビル・ヘイリー&ザ・コメッツがカバーし広く知られるようになった。1972年、アルバム『ボビー・チャールズ』をリリース。ザ・バンドのメンバーやディヴィッド・サンボーンら錚々たる面々とレコーディングしたこの作品は素朴ながら温かみのあるサウンドで、半世紀以上経った今も根強いファンを持つ。後年もマイペースながら作品を作り続けたが、2010年に71歳で亡くなった。

予告編には、ボビーのルーツをたどる貴重な資料となる映像の数々や、ドクター・ジョンが「音楽には魂が必要だ。ボビ ーにもその魂があった」と語る姿や、ボビーが手掛けたR&Bの名曲「Jealous Kind」をピアノで弾くアラン・トゥーサントといった、ニューオーリンズ音楽のレジェンドたちのインタビューの様子も捉えられている。1976年ザ・バンドの伝説的な解散コンサート「ラスト・ワルツ」という大舞台に参加するも、その記録映像にも一切姿を映さなかったほど、シャイで謎に包まれていた男のルーツが紐解かれる映像となっている。

メインビジュアルは、ギターを抱えウッドチェアに腰をかけるボビー・チャールズの笑顔が印象的。デビュー以来ウッドストック派を代表するアーティストでありながら、非常に内向的で生涯引きこもり生活を続けたボビーの貴重な姿が捉えられており、1972年にリリースされた傑作アルバム「Bobby Charles」の温かみのあるサウンドを思い出させるビジュアルとなっている。

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』

1972年に知られざる傑作アルバムを作ったボビー・チャールズはルイジアナ州南⻄部の田舎で生まれ育ったソングライ ターでした。1950年代にロックンロールの大ヒット曲「See You Later Alligator」の作者でもある彼は歌手としても素晴らしい才能を持っていたのに、極めてシャイな性格で脚光を避けていました。日本には意外に多い彼のファンの一人としてこのドキュメンタリーをぜひ多くの音楽ファンに見ていただきたいです。
(ピーター・バラカン)

『ボビー・チャールズ 極楽の歌』は12月13日(金)よりYEBIS GARDEN CINEMAにて2週間限定上映

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