ジェームズ・ワン監督が手がけた2004年の第1作が一大センセーショナルを巻き起こして以来、猟奇殺人鬼“ジグソウ”が命を粗末にする者に仕掛ける生死を賭けた戦慄のゲームや、予想がつかないストーリー展開で世界中のファンを恐怖に陥れたサイコスリラー「ソウ」シリーズ最新作、『ソウX』が、現在全国公開中だ。このたび、医療詐欺師に相応しい、痛みと絶望のゲームのはじまりをとらえた本編映像が解禁となった。
ジグソウの復活を目撃せよ!「ソウ」シリーズ最新作
逃げ場のない究極の状況設定、恐ろしくも哲学的な“連続ゲーム殺人”、そして仰天のクライマックス…。今までのエンタテイメント映画の概念を覆す映画史に残る<ソリッド・シチュエーション・スリラー>の最高峰、「ソウ」シリーズ。そんな超人気シリーズの最新作であり、最高傑作となる『ソウX』が遂に日本上陸。
今回は、『ソウ』と『ソウ2』の間の物語。ジグソウの最も個人的な知られざるゲームが描かれる。「ソウ」シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが製作総指揮を手掛け、ジグソウ役のトビン・ベルと、アマンダ役のショウニー・スミスが再び登場する。原点回帰からの謎の解明と展開。究極の<ソリッド・シチュエーション=状況設定>はさらなるサプライズを携え、想像を超える衝撃と恐怖の新たなゲームが始まる。
頭部には切開線、全身には電流が流れる拘束器具…
映像では、ジグソウことジョン・クレイマーに医療詐欺を仕掛けた一人、マテオに課せられたゲームの冒頭シーンが収められている。クレイマーに医療詐欺を働いてしまったばかりにジグソウのゲームに招集された詐欺師たち。動揺する参加者たちの前に、三輪車のきしむ音を響かせながらゲームの進行役・ビリー人形が現れると、別のドアが開いて全身を拘束されて車いすに乗せられたマテオが運び込まれてくる。顔には内側に熱線が仕込まれたアイアンメイデンのような器具が取り付けられ、作動すれば超高温の熱線が顔面を焼き尽くし想像を絶する苦しみの末に死に至らしめる仕掛けだ。
さらにマテオの頭上にはカメラが設置されて、頭部の様子がモニターに映し出されており、頭の一部は髪が剃られ、切開線のようなマーキングが描かれていることがわかる。ビリー人形が運んできた台には様々な医療器具があり、その中にはクレイマーへの偽手術の際に執刀医役としてマテオが使用するふりをした“開頭器”が置かれている。状況が掴めずに狼狽えるマテオは仲間からの問いかけにも怒号を返すばかり。恐る恐る医療器具と一緒に台の上に置かれた「再生しろ」と書かれたシリーズお馴染みのアイテムであるテープレコーダーに手を伸ばして再生すると「やあ、マテオ」と恐怖のゲーム開始を意味するジグソウの声が響く…。果たして生死を懸けたゲームで一体どんな課題が待ち受けているのか。ゲーム開始寸前の緊迫の瞬間をとらえた映像となっている。
「正直、これまでで最高のソウ映画になると思う」
ゲームに使用される趣向を凝らしたトラップの数々は、本シリーズの醍醐味のひとつ。プロダクションデザイナーのアンソニー・スタブレーは「トラップのテストに数か月を費やしたよ。オリジナルのソウの要素を新しい罠に反映させたくて、酸化金属をたくさん使っている。ジョン・クレイマーがいかにも作りそうな部品が出てくるんだ。またそれぞれの罠をこの映画のテーマである医療と結びつけた。荒々しさと美しさが融合した仕上がりになってるよ」と本作のトラップ制作のコンセプトを明かしている。「正直、これまでで最高のソウ映画になると思う」とスタブレーが自信をみせる本作では一体どんな過酷なゲームが参加者たちを待ち受けるのか、期待せずにはいられない。
先日、ついに日本でも公開を迎えた本作は、「間違いなくシリーズ最高傑作」「思ってた100倍良くて映画館でひっくり返りそうになった」「ソウシリーズ観てる人には大興奮だし、そうじゃない人も楽しめる内容になってたわ!!」「マジ最高でした……キャラもゲームもストーリーも、SAWファンへの素晴らしい贈り物でした」「初見でも楽しめる!グロさあり人間ドラマありストーリーもおもしろい!」「最初から最後までハラハラドキドキ最高でした。感動するシーンもあって、シリーズファンとしてはめちゃくちゃ泣けた」など観客からの絶賛の声が続々と寄せられている。これまで語られることのなかったジョン・クレイマーのもうひとつのゲームの驚きの結末を劇場で目撃してほしい。
『ソウX』は全国公開中