ジェームズ・ワン監督が手がけた2004年の第1作が一大センセーショナルを巻き起こして以来、猟奇殺人鬼“ジグソウ”が命を粗末にする者に仕掛ける生死を賭けた戦慄のゲームや、予想がつかないストーリー展開で世界中のファンを恐怖に陥れたサイコスリラー「ソウ」シリーズ最新作、『ソウX』が10月18日(金)公開される。このたび、製作秘話をキャストらが語る、シリーズやファンへのリスペクト溢れる特別映像が解禁となった。
ジグソウの復活を目撃せよ!「ソウ」シリーズ最新作
逃げ場のない究極の状況設定、恐ろしくも哲学的な“連続ゲーム殺人”、そして仰天のクライマックス…。今までのエンタテイメント映画の概念を覆す映画史に残る<ソリッド・シチュエーション・スリラー>の最高峰、「ソウ」シリーズ。そんな超人気シリーズの最新作であり、最高傑作となる『ソウX』が遂に日本上陸。
今回は、『ソウ』と『ソウ2』の間の物語。ジグソウの最も個人的な知られざるゲームが描かれる。「ソウ」シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが製作総指揮を手掛け、ジグソウ役のトビン・ベルと、アマンダ役のショウニー・スミスが再び登場する。原点回帰からの謎の解明と展開。究極の<ソリッド・シチュエーション=状況設定>はさらなるサプライズを携え、想像を超える衝撃と恐怖の新たなゲームが始まる。
「初期の“ソウ”の雰囲気を出したかった」
映像では、ジグソウことジョン・クレイマーを演じるトビン・ベルらキャスト陣や、監督のケヴィン・グルタートを筆頭とした製作陣も登場。ファンを想って製作したという渾身の最新作について語った。
シリーズ1作目の『ソウ』から数週間後のできごとを描く、まさに“原点回帰”といえる本作に対して、映像の冒頭でグルタートは、「初期の“ソウ”の雰囲気を出したかった」と明かし、本シリーズのビジュアルを象徴するくすんだ緑や黄色を出すために35ミリカメラでの撮影にこだわったという。
また本作でも観客を震え上がらせること間違いなしのトラップの数々について、ジグソウを再演したベルは、「非人道的ともいえるトラップに関しては、どうかしている連中に任せたよ」と冗談を交えながら製作陣への信頼を垣間見せると、スタッフも「全ファンが納得するはず」と自信をのぞかせた。そして、ジグソウの復活とともに注目したいのがジグソウの後継者候補の一人として暗躍するアマンダの再登場。図らずもジグソウを標的としてしまった医療詐欺の主犯セシリアを演じたシヌーブ・マコディ・ルンドは、「見どころはジョンとアマンダの関係性ね。特別なシーンになっている」と二人の共闘に太鼓判を押せば、アマンダを演じたショウニー・スミスは「あのころのアマンダにまた戻れるなんて」と興奮を隠せない様子で撮影を振り返った。
プロデューサー陣が「長年のファンの期待は裏切らないよ。だから我々は時を巻き戻してこの作品を手がけた。ファンに捧げるために」と本シリーズ、そしてファンへのリスペクトを込めながら語るように、原点回帰でありながらゲームの参加者ではなくジグソウに焦点をあてた新たなアプローチを採り入れたことで、海外ではシリーズファンはもちろん多くの映画ファンからも高い評価を得ている本作。復活のジグソウがシリーズの新たな可能性を開拓する瞬間をぜひ劇場で目撃してほしい。
『ソウX』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開