未婚であることの嫌味を言われ、落ちこむ梓(黒木華)を励ます『アイミタガイ』本編シーン

未婚であることの嫌味を言われ、落ちこむ梓(黒木華)を励ます『アイミタガイ』本編シーン
© 2024「アイミタガイ」製作委員会

中條ていによる小説「アイミタガイ」(幻冬舎文庫)が、実力派俳優・黒木華を主演に迎え映画化。草野翔吾監督(『彼女が好きなものは』)による映画『アイミタガイ』が、11月1日(金)より公開される。このたび、黒木華演じる梓と藤間爽子演じる叶海の本編映像が解禁となった。

主演・黒木華×監督・草野翔吾

短編連作集「アイミタガイ」を原作に『台風家族』(19)の市井昌秀が脚本の骨組みを作り、『ツレがうつになりまして。』(11)の故・佐々部清の魂を注いだ企画を受け継いだ草野翔吾監督が一本の映画にした本作。かけがえのない存在だった親友を失い立ち止まってしまった主人公・梓を中心に思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇となっている。

“仕事”と”結婚観”の狭間でモヤモヤ・・・

ウェディングプランナーとして働く主人公・梓(黒木華)と大阪を拠点に活動するカメラマンの叶海(藤間爽子)は中学生の頃からの親友で、大人になってからも変わらず頻繁に連絡を取り合う仲。映像は、梓と叶海がランチをしながら女子会をする姿が切り取られている。梓が担当する新郎新婦との打ち合わせの際、「あちらのプランナーさんは結婚されてるんですね」と新郎の母親に未婚であることの嫌味を言われ、梓はモヤモヤしてしまう。「結婚してる方が安心ですよーどうせ」と落ち込む梓を「関係ないよ、梓は優秀だから大丈夫」と励ます叶海。今までも何かとネガティブになりがちな梓をいつも応援し一番の味方でいてくれるのは叶海だった。

しかし、叶海はこの日二人で話したのを最後にパブアニューギニアで事故に合い亡くなってしまう。突然の出来事に現実を受け止められない梓は、これまでと変わらず叶海にメッセージを送り続けるも叶海からの返信はもう来ることはない。アラサーになり、結婚願望のないウェディングプランナーなんて…と“結婚”にも“仕事”にも悩んでいた梓は、大切な存在を失い人生に前向きになれなくなっていた。そんな梓の周りで連鎖する思いがけない出会い、そして起こる小さな奇跡とは—。すべての想いが繋がった時、梓はどんな選択をするのか?

© 2024「アイミタガイ」製作委員会

主演の黒木華が主題歌初歌唱となり話題となった、「夜明けのマイウェイ」を収録したサントラの発売が、10月23日(水)に決定した。本作の音楽を手掛けたのは、NHKの大河ドラマや連続テレビ小説を数多く担当してきた富貴晴美。物語に優しく寄り添うメロディとノスタルジックで温かみのある楽曲も収録され、秋の夜長にぴったりな一枚となっている。

『アイミタガイ』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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