児童誘拐、人身売買、性的虐待といった国際的犯罪の犠牲となった少年少女を救い出すため、過酷なミッションに挑んだ実在の人物の闘いを基にした衝撃の社会派サスペンス『サウンド・オブ・フリーダム』が、現在劇場公開中だ。このたび、著名人から応援コメントが到着した。
実話を基に、児童人身売買の闇を描く衝撃作
児童誘拐、人身売買、性的虐待といった国際的性犯罪の数々。本作は、それらの犠牲となった少年少女を救い出すために過酷なミッションに挑んだ実在の人物ティム・バラードの闘いを基にした衝撃の物語。全世界累計興収は2億5千万ドルを突破し、「23年全米映画興収トップ10」に堂々のランクインを果たした話題作だ。
文字どおりの体当たり演技でイエス・キリスト役を熱演し、世界を揺るがした『パッション』の演技派俳優ジム・カヴィーゼルが、実際に捜査官の職務に同行し役作りに励み、完璧な格闘アクションも披露。監督と共同脚本を務めるアレハンドロ・モンテベルデが、児童人身売買の底知れぬ非道さに真正面から斬り込み、心に突き刺さるハイグレードな映画として完成させた。
米国土安全保障省の捜査官ティム(ジム・カヴィーゼル)は、性犯罪組織に誘拐された少年少女を追跡捜査していた。上司から特別に捜査許可をもらった彼は事件の温床となっている南米コロンビアに単身潜入し、ワケアリの前科者、資金提供を申し出た資産家、さらに地元警察と手を組み、大規模なおとり作戦を計画する。やがてティムは一人の人間として尊い命を救うため、自らの命をかけた壮絶な闘いに挑んでいく——。
今も世界のどこかで子どもたちをターゲットとした犯罪が起きていることに警鐘を鳴らす本作に、多くの力強い声が届いている。
<コメント>
伊藤詩織(ジャーナリスト)
子どもたちの目をスクリーンを通して覗いてほしい。
そして絶対に目を逸らせてはいけない。
この世界を生きる一人として直視しなければいけない映画。
大谷昭宏(ジャーナリスト)
神に告げられて、神に背くわけにはいかない—。被害児童、数百万人。1500億ドル市場ともいわれる世界の人身売買。その南米の密売組織に単身、身を挺して潜入した捜査官。「私たちは神の子、売り物ではない」という子どもたちの叫びにも聞こえる歌声が流れるなか、これほどヒューマニティーにあふれたサスペンス映画を、私はこれまで見たことがない。
佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)
世界では5000万人もの人々が人身売買され、奴隷のような状況に置かれているという。性や臓器売買の被害に遭っている子どもたちも膨大な数に上る。日本ではあまり知られていない深刻でおぞましい実態を描いて、あまりにも衝撃的すぎる。
ダースレイダー(ラッパー)
子供がひどい目にあうと感情が揺さぶられる。許さない!とも思う。これは確かに倫理的な感情の動きのはずだが、その振れ幅の大きさが陰謀論の入り口とも繋がってしまう。自分の感情の動きを知る為にも必見です。
手嶋龍一(外交ジャーナリスト)
私たちは売り物なんかじゃない!——。或る日、現代の神隠しのように拉致された少年、少女の悲痛な叫びは、劇場を出たいまも聞こえてくる。麻薬取引を凌ぐ巨大ビジネスと化した21世紀の人身売買をかくもリアルに描き切った映画を私は他に知らない。
増田ユリヤ(ジャーナリスト)
恐怖におびえながら、何とか本作品を見終えた。この恐怖の正体とは、いったい何か。
人身売買や性犯罪に対する自身の無知ではないか。被害に遭った子どもの恐怖は、想像を絶する。
彼らを救い、希望ある未来を切り拓くためにも、本作品が多くの人たちに届くことを願う。
矢崎由紀子(映画評論家)
アンデシュ・ルースルンドの小説「三年間の陥穽」同様、児童人身売買の驚くべき現実が胸に焼き付く。キャリアを捨てて潜入捜査に突き進む主人公の侠気と、世界の醜さを見続けなければいけない者の悲しみを、大きな青い瞳に宿したジム・カヴィーゼルのストイックな熱演に心動かされる。
山岡万里子(作家)
子どもや若者の夢や憧れの気持ちにつけこんで騙し、暴力で脅して、性を搾取する——人身取引は、ここ日本でも起きています。児童買春、児童ポルノは当然のこと、JKビジネス、パパ活、AV撮影、ホストクラブ売掛金の裏側で……。なぜこんなことが起きるのか、私たちには何ができるのか。一人一人が問われています。
『サウンド・オブ・フリーダム』は全国公開中