大ヒット「呪怨」シリーズを手掛け、ハリウッドリメイク版として世界中で公開された『THE JUON/呪怨』が日本人監督として初めて全米興行収入1位を獲得するなど、Jホラーを牽引し続けてきた清水崇監督。昨年、「本当に怖いホラー映画」として話題になった『ミンナのウタ』のDNAを引き継ぐ最新作『あのコはだぁれ?』が、現在全国公開中だ。このたび、まるでホラーの撮影現場とは思えないほどにアットホームな雰囲気が伝わるオフショットが解禁となった。
“あのコ”に見つかったら、殺される——
本作は、とある夏休み、補習授業を受ける男女5人の教室でいないはずの“あのコ”が怪奇を巻き起こす学園ホラー。今回、映画初主演にして本格演技初挑戦となる渋谷凪咲が、夏休みの補習クラスを担当する臨時教師・君島ほのかを演じている。
補習授業を受ける生徒役には、映画『違国日記』で新垣結衣とダブル主演にオーディションで抜擢された早瀬憩をはじめ、宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』 (23)で主人公の声優を務めた山時聡真、『るろうに剣心 最終章The Final/The Beginning』(21)でシリーズ最恐の敵・雪代縁役の新田真剣佑の⻘年期役を演じた荒木飛羽、Z世代から圧倒的な支持を集める若手発掘・育成プロジェクト「私の卒業」プロジェクト第5弾『こころのふた〜雪ふるまちで〜』が公開したばかりの今森茉耶、『孤狼の血 LEVEL2』(21)で鈴木亮平演じるヤクザの少年時代を演じた蒼井旬らフレッシュなキャストが勢揃いした。
さらには、渋谷凪咲演じる君島ほのかの恋人役で、映画『ヒミズ』で「第68回ヴェネチア国際映画祭」マルチェロ・マストロヤンニ 賞(新人俳優賞)を日本人で初めて受賞し、近年も『サンクチュアリ -聖域-』(Netflix/23)、『ブラッシュアップライフ』(NTV系/22)など、話題作への出演が相次ぐ俳優の染谷将太や、松尾諭、小原正子(クワバタオハラ)、マキタスポーツなどバラエティ豊かな面々も出演。
公開初日から3日間で興行収入1.5億円を突破した本作は、SNSやレビューサイトで、「『あのコはだぁれ?』面白すぎるんだが!ミンナのウタの3倍怖くて、3倍面白い!!!」「清水崇監督のキレッキレの演出満載でビビり散らかした」「余韻がすごいんやけど、ガチで怖かったからあと2回は観たい」「近年のJホラーの大傑作でしょこれ…!フルパワーの恐怖シーンの連打で満足感たっぷり」と大絶賛の嵐。
ホラーなのに和やか~なオフショットが到着
渋谷凪咲をはじめとするキャスト陣が笑顔を見せ、まるでホラーの撮影現場とは思えないほどにアットホームな雰囲気が伝わるオフショットが到着した。座長・渋谷凪咲のクランクアップを迎えたカットも。
本作は、今年の3月にクランクインし、約1か月の撮影期間を経て7月19日に公開を迎 えるという異例の短期制作となった。非常にタイトな撮影スケジュールでありながら、スタッフもキャストも全員リラックスした様子で、苛ついている人はまずいないし、声を荒げる人は皆無。そんなモノ作りの健全な姿を実感させるのが、清水崇監督の撮影現場である。今回映画初主演を果たした渋谷凪咲は、早瀬憩や山時聡真ら若手キャストたちと積極的にコミュニケーションをとっている姿が見受けられ、そんな渋谷を慕う彼らはまるで本編さながらに先生と生徒のような関係を築いていた。
本格的な演技は初挑戦ということで撮影前は不安もあったと語る渋谷だが、クライマックスではノースタントで身体を張るなど持ち前の根性を見せた。「なかなか感覚を掴めないから、実際にきつい体勢になりたい」と体に力が入っているような“ふ り”を上手くできるよう頑張るのではなく、自ら極限状態に陥る、リアルな恐怖が感じられるシーンに仕上がった。真面目な性格と明るい笑顔で撮影を見事に乗り切った渋谷。そして迎えたクランクアップでは、感無量の様子で清水監督やスタッフに感謝を述べていた。自身のイメージを打ち破る新たな渋谷の一面を本作で堪能してほしい。
『あのコはだぁれ?』は全国公開中