パリ五輪で正式種目に!ワン・イーボー主演『熱烈』をさらに楽しむための「ブレイキン基礎知識」

パリ五輪で正式種目に!ワン・イーボー主演『熱烈』をさらに楽しむための「ブレイキン基礎知識」
『熱烈』©Hangzhou Ruyi Film Co., Ltd.

日本でも人気急上昇中のワン・イーボー主演最新作『熱烈』が、9月6日(金)より日本公開される。このたび、ワン・イーボーが圧巻のパフォーマンスを披露するブレイキンの基礎知識をご紹介。

ブレイキンで頂点をもぎ取れ!

本作は、杭州を舞台に「ブレイキン全国大会」でトップを目指すひたむきな青年が、チームの中で挫折しながらも、夢に向かって突き進む純度100%の青春感動物語。

主人公・陳爍(チェン・シュオ)を演じるのは、ワン・イーボー(王一博)。アイドルグループ・UNIQのメインダンサー、リードラッパーとして活躍し、2019年放送のドラマ『陳情令』で主役を演じて大ブレイクした最注目俳優だ。2024年は、トニー・レオンとW主演した『無名』、パイロットを演じたスカイ・アクション大作『ボーン・トゥ・フライ』、そして本作『熱烈』と、主演3作品が連続公開され、今年はまさに“ワン・イーボー・イヤー”となる。

『熱烈』をさらに楽しむためのブレイキン基礎知識

主演のワン・イーボーも聖火ランナーとして参加したことでも話題のパリ・オリンピックが、いよいよ7月26日に開幕を迎える。メダル獲得有力競技として話題となっているのが、今大会で初採用となった「ブレイキン」だ。

ストリート発祥のブレイキンは、1970年代初頭、アウトローたちによる縄張り争いが絶えなかったニューヨーク・サウスブロンクスで、「暴力ではなく音楽で解決する」というDJの提言で向き合って踊るというフォーマットが誕生したのが起源とされる。ブロックパーティーと呼ばれる音楽を通して楽しむ場ができ、ダンスバトルが繰り広げられるようになった。1980年代前半に大規模なバトルがメディアの関心を集め、やがてテレビや映画、公のイベントなどにも進出していく。ブレイキンを踊る人々はB-Boy、B-Girlもしくはブレイカーと呼ばれ、DJ、MC、GRAFFITYとあわせて、ヒップホップカルチャーを構成する4大要素の一つとなっている。

ブレイキンは、立った状態で音楽に合わせて踊る「トップロック」、フロアで手や足を使ってリズミカルに踊る「フットワーク」、頭や背中など全身を使ってスピンする「パワームーブ」、ムーブの最後に音に合わせて止まる締めの動き「フリーズ」、等の基本要素から成り立つ。本作でワン・イーボー演じる主人公・陳爍(チェン・シュオ)は、「ヘッドスピン」を筆頭に、「エアートラックス」「ベビーウインド」などをメインに踊る、「パワームーブ」を得意とするブレイカーだ。ダンスバトルにはチーム戦と個人戦があり、DJがかける音楽に合わせて披露する、運動能力の高い選手たちの個性的なパフォーマンスで競われる。音楽に合わせて即興で踊るため、いかに相手の動きに対応しチームの個性やオリジナリティを出せるかが勝利のポイントになる。

『熱烈』©Hangzhou Ruyi Film Co., Ltd.

パリ五輪では、1対1のバトル形式で試合が行われ、最大1分間のパフォーマンスを交互に3ラウンド繰り返し、「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」の5つの基準に基づいた採点で勝敗を決することになる。日本からは、開会式で旗手を務めるSHIGEKIX(半井重幸)を始め、世界選手権を二度制したB-Girl Ami(湯浅亜実)、Red Bull BC One World FinalにB-girlとして初出場を果たし、大会の歴史を変えたAYUMI(福島あゆみ)、初の国際大会で初優勝を飾る快挙を成し遂げ、若くして国内外に名を轟かせる19歳のHiro10(大能寛飛)の男女4名が出場、メダル獲得に熱視線が注がれることになりそうだ。

本作では、UNIQのメインダンサー/リードラッパーとして活躍するワン・イーボーのキレキレのダンスはもちろん、「感嘆符!」メンバーに起用されたプロ・ダンサーたちが披露するダイナミック&アクロバティックなパフォーマンスも必見だ。

『熱烈』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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