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橋口亮輔監督×江口のりこ「ぐるりのこと。」以来16年ぶりのタッグ!最新作『お母さんが一緒』見どころを語る

橋口亮輔監督×江口のりこ「ぐるりのこと。」以来16年ぶりのタッグ!最新作『お母さんが一緒』見どころを語る
『お母さんが一緒』©2024松竹ブロードキャスティング

名作『恋人たち』(2015)から9年。稀代の映画監督・橋口亮輔が、江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ち(ネルソンズ)をキャストにむかえ、家族のわずらわしさといとおしさをユーモラスに描いたホームドラマ、映画『お母さんが一緒』 が7月12日(金)より公開。このたび、『ぐるりのこと。』(2008)以来、16年ぶりのタッグとなった橋口亮輔監督と江口のりこがその想いと見どころを語る、インタビュー&メイキング映像が解禁となった。

橋口亮輔監督最新作は、笑えて泣けるホームドラマ

「第89回キネマ旬報ベスト・テン」日本映画第1位、「第70回毎日映画コンクール」日本映画大賞、「第58回ブルーリボン賞」最優秀監督賞など、数多くの映画賞を受賞した名作『恋人たち』(2015)から9年ぶりとなる、稀代の映画監督・橋口亮輔の最新作。脚本家・劇作家・演出家・映画監督など、マルチに活躍するペヤンヌマキが2015年に主宰する演劇ユニット「ブス会*」で発表した舞台「お母さんが一緒」を橋口監督自ら脚色し、CS「ホームドラマチャンネル」(松竹ブロードキャスティング)の開局25周年ドラマとして制作されたオリジナルドラマシリーズが再編集され、映画となった。家族という一番身近な他人だからこそ湧いて出てくる不満や苛立ちをユーモラスに描いたホームドラマの新たな傑作が誕生した。

親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生(江口のりこ)は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美(内田慈)は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美(古川琴音)。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。温泉宿の一室で爆発する三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、お互いをブラックユーモア満載に罵倒する修羅場へと発展。そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロ(青山フォール勝ち)が現れ、物語は思わぬ方向へ——。

「一つの役をやるときの手順を改めて教えてもらった感じがする」

映像は、貴重なリハーサルシーンとともに、江口のりこと監督が本作への思いや見どころを語ったもの。『ぐるりのこと。』以来、16年ぶりに橋口監督作への出演となった江口。本作に出演したことで、橋口監督から「一つの役をやるときの手順を改めて教えてもらった感じがする」と振り返る。今や主演作はもちろん、バイブレーヤーとしても大活躍中の江口だが「このタイミングで橋口さんと一緒に仕事できたことは、本当に自分にとって大きくて嬉しかったです」と語り、自身が演じた<長女・弥生>というキャラクターについて橋口監督と交わしたやりとりの思い出も明かす。

橋口監督は、自軽トラに乗ってきたタカヒロと(三女)清美がじゃれあう、一見意味が無いようなシーンが<一番のお気に入り>だと述べる。「青山君がピピッてやるでしょ?カーロックですかね?ピピッってやって『何それ』『必殺技』ってもう一回ってピピッてやるでしょ」「ああいうシーンこそが作品の命だと、僕は思っている」と言う。同様のシーンとして江口が自身の手を見つめながら手のシワを見つめるシーンもあげながら「ああいうなんでもないところが、記憶に残っていくんですよ。それが作品の命だっていうふうに、僕は思っているので、そういう所が良く撮れたというのは。すごく良かったなと思っています」と語っている。

『お母さんが一緒』は7月12日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中

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