原作・押切蓮介、監督・白石晃士による映画『サユリ』が、8月23日(金)より公開される。注目のホラークリエイターが手掛け、「第28回ファンタジア国際映画祭」への正式出品も決定している本作より、待望の本予告と本ビジュアルが解禁。さらに、神木家に襲い掛かる恐怖を切り取った場面写真も一挙解禁となった。
怖いだけじゃ済まされない“進化系最恐ホラー”
累計20万部を突破し、異才・押切蓮介のホラー表現到達点と呼ばれるホラー漫画「サユリ」は、とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われるというストーリー。原作者の押切にとって、自身の作品の中でも「一番好き」と語るほど思い入れのある作品だ。監督は、大ヒットホラー『貞子vs伽椰子』や、松坂桃李主演のサスペンススリラー『不能犯』などの白石晃士。これまでに、幽霊、呪い、オカルト、モキュメンタリーなど様々なジャンルのホラー作品を数多く手掛けてきた、まさに“ホラーを知り尽くした映画監督”である。この夏、〈期待度MAX〉のホラークリエイタータッグによる新たな“最恐傑作”が誕生する。
少女の霊が“怒り”を呼び醒まし、壮絶な復讐劇が幕を明ける—
「夢のマイホーム天国へようこそ!」と父・昭雄(梶原善)の言葉と共に笑顔で新居に足を踏み入れる神木家。そんな中、主人公・則雄(南出凌嘉)の弟・俊(猪股怜生)だけはその“家”に違和感を持ち「兄ちゃん、ここ、ちょっと怖い」と表情をこわばらせる。俊の言葉通り、夢のマイホームはただの“家”ではなかったのだ…。
食事中に誰もいないはずの空間に向かって「何がおかしいんじゃ!」と睨みを利かせる認知症の“ばあちゃん”(根岸季衣)、さらには隣人から「誰が住んでもすぐに出て行っちゃうのね」と良からぬ噂を耳にする則雄など不穏なシーンが続く。 少女の無邪気な笑い声が響く中、「この家には—“何か”がいる」というコピーが目を引く。姉・径子(森田想)が寝るそばで巨大な影が姿を見せた途端、憑りつかれた顔つきで弟の頭を激しく柱に打ち付けるショッキングな場面も垣間見える。さらには、祖父・章造(きたろう)が家族の前で突然倒れる場面や、必死に隠れる則雄にゆっくりと近づく少女の足、目を見開き少女の前で立ち止まる父の姿など、“最恐傑作”ならではの恐怖の連続が印象的だ。則雄の同級生で霊感のある住田(近藤華)は「絶対出て行って…出ていかないとみんな…」と必死に伝えるが、時すでに遅し…「必ず死ぬ」の言葉通り、思わず目をそむけたくなる生気のない父の顔が画面いっぱいに映る。
そして、家族を失い絶望に打ちひしがれる則雄の前に現れたのは、「すっかり目が覚めてしもうたわい」と力強い顔で話す“ばあちゃん”だった。これまでと全く違う様子のばあちゃんに戸惑いながらも覚悟を決めた様子の則雄は、「祓って済ませるつもりはねえ 地獄送りにしてやるんじゃ!」と叫ぶばあちゃんと共に、家族を奪った“呪いの根源サユリ”に復讐を誓うのであった。
本ビジュアルには、背後にたたずむ少女の影に恐怖の視線を向ける則雄と、落ち着きながらも深刻な表情を見せるばあちゃん。「見せてやる、極上の地獄を—」というキャッチコピーは、神木家を絶望の淵に追い込むサユリの怨念か、家族を奪われた則雄とばあちゃんがサユリに与える壮絶な復讐心か—。
場面写真は、夢のマイホームを手に入れた神木家に降りかかる不穏な様子を切り取っている。新しい生活に夢を膨らませている神木家の一家団欒中に険しい顔つきで上階の一点を見つめる“ばあちゃん”や、主人公・則雄と同級生の住田が浮かばない表情で何かを話す場面、認知症のばあちゃんが怪しい笑みを浮かべこちらに向かってくるシーンや、部屋の窓からこちらを遠目に見つめる姉・径子など、どこか違和感を覚える写真が多々目を引く。さらには、不吉な現象に悩まされる径子のそばに姿を見せる謎の少女らしき人影や、異様に散らかった部屋に困惑する父・昭雄、そして目の前に現れる人影に驚く表情の則雄など、“最恐傑作”『サユリ』の全貌に期待が膨らむ場面写真となっている。
『サユリ』は8月23日(金)より全国公開