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「第75回カンヌ国際映画祭」プレミア部門出品、「第48回セザール賞」では、作品賞/監督賞/助演男優賞/有望若手男優賞/脚色賞/音響賞と最多受賞となり、「第28回リュミエール賞」など各映画賞で高い評価を得た映画『12日の殺人』が現在、絶賛公開中だ。このたび、主人公ヨアンが捜査に行き詰まり、だんだんと事件に取り憑かれていく本編映像が解禁となった。
10月12日の夜、私は殺された
監督は、2019年の「東京国際映画祭」にて観客賞と最優秀女優賞を受賞し、日本公開でも口コミでヒットした『悪なき殺人(原題:Only The Animals)』(映画祭当時は、『動物だけが知っている』)のドミニク・モル監督。彼の最新作となる本作は、前作を圧倒する多数の映画賞受賞を果たし、注目を集めた。
10月12日の夜、21歳女子大生のクララは、友人たちとのパーティの帰り道、突如何者かにガソリンをかけられ火を放たれた。そして、無残にも彼女は翌朝焼死体で発見される。クララの友人ナニーの協力などもあり、複数の男性容疑者があがる中、彼らはクララと肉体関係があったことがわかる。そしてクララと関係を持っていた男たちは、一様にして彼女が奔放な女性だったと語るのだ。
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