キャラクター制作のプロが語る 特殊能力を持つミュータントに読者が感情移入するには
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
コミック原作者クリス・クレアモントは、実は“フェニックス”や“ウルヴァリン”などX-MENの多くのキャラクターも制作していた。
「ダーク・フェニックスで描きたかったのは、まずジーンの苦悩だ。突如覚醒して得た自分の巨大な力と、仲間であるX-MENとの間で苦悩する。自身の意思と反して仲間を傷つけてしまう彼女の下した“決断”を見届けてほしい。そして最後には彼女の能力が世界を救うんだけど、スコット(ジーンの恋人サイクロップス)の葛藤を中心に物語を展開させたんだ。一番大切なのは、キャラクターを創る事。彼らがリアルであるほど、読み手が感情移入できるんだ。」
原作執筆、編集を務めたルイーズ・サイモンソンは「クレアモントも私も、人物を中心に描くから気が合うの」と語った。
スタン・リーの“3つのルール”
クレアモントは「僕がスタン・リーに学んだ事は、“行動は結果を伴う”ということ」と語り、スタンと初めて会話したときのことも教えてくれた。「学生の時マーベルに入ったんだ。ある時、電話がかかってきて「よう、こんにちは!スタン・リーだ!マーベルで働くか?」って聞かれて「はい」と即答したんだ。」
そしてスタンには3つのルールがあったことを告白(しかし「2つ守れば十分」だったとか)。
1、 締切厳守
2、 良いものを書く
3、 俺の邪魔をするな
「スタンがジーンを好きだった理由は、試練の中で彼女が強く成長するからだ。『ダーク・フェニックス』は、誰の心にもある闇の部分だ。だからこそ楽しめるんだよ」とクレアモントが締めくくっている。
『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、2019年6月21日(金)より全国ロードショー
『X-MEN:ダーク・フェニックス』
マーベル史上最大の脅威“ダーク・フェニックス”覚醒。
これが、最後のX-MEN。
制作年: | 2019 |
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監督: | |
出演: |