1 2
ビターな少年時代を過ごした孤独な青年が、極上のスイーツで奇跡を巻き起こす!――フランスを舞台に感動の実話を映画化した、ビター&スイートなサクセスストーリー『パリ・ブレスト ~夢をかなえたスイーツ~』が2024年3月29日(金)より全国で公開される。
本作の撮影では、主人公のモデルとなったパティシエ本人が、色、形、質感すべてを“本物“にするべく、実際に500個以上にも及ぶスイーツを製作したという。その中でも50個以上の同じスイーツを作り、徹底的に<本物>を表現することにこだわった修行シーンの特別映像が解禁となった。
ほっぺたが落ちるほど美味しい、感動の実話
育児放棄の母親の下、過酷な環境で過ごしている少年ヤジッド(リアド・ベライシェ)にとって唯一の楽しみは、フォスターファミリー(里親)の家で、団欒しながら食べる手作りのスイーツ。いつしか自らが最高のパティシエになることを夢みるようになっていた。やがて、児童養護施設で暮らしはじめたヤジッドは、敷居の高いパリの高級レストランに、機転を効かせた作戦で、見習いとして雇ってもらうチャンスを10代で掴み取る。
毎日180キロ離れた田舎町エペルネからパリへ長距離通勤し、時に野宿をしながらも必死に学び続け、活躍の場を広げていくヤジッド。偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる親友に囲まれ、夢に向かって充実した日々を過ごしていた。ところがそんな彼に嫉妬する同僚の策略で、突然仕事を失うことに。失意のどん底から持ち前の情熱でパティスリー世界選手権への切符をようやく手に入れるが……。
1 2