『レオン』のリュック・ベッソン監督が実際の事件に着想を得て脚本・監督を務め、2023年の「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」でお披露目されるや、完成度の高さから世界中のバイヤーに大きな衝撃を与え、同年、「第80回ヴェネツィア国際映画祭」コンペティション部門での上映では、「リュック・ベッソン監督、完全復活!」「ベッソンの最高傑作!」と大絶賛の嵐を巻き起こしたバイオレンス・アクション映画『DOGMAN ドッグマン(原題:DOGMAN)』が、3月8日(金)より公開される。
このたび、劇中で大活躍する犬画像4点が解禁となり、犬たちとの撮影裏話をスタッフが語った。
『レオン』リュック・ベッソン監督最新作
監督を務めるのは、『グラン・ブルー』(88)、『ニキータ』(90)を経て、ハリウッド進出作『レオン』(94)や『フィフス・エレメント』(97)が世界中で大ヒットするなど数々の名作を生み出し、『TAXi』シリーズ、『トランスポーター』シリーズなどではプロデューサーを務めるなど、映画ファンから絶大な信頼を誇るリュック・ベッソン。本作は監督の原点回帰ともいえる、ダークでエッジの利いたエンタテインメント作品に仕上がった。
ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた—。犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、絶望的な人生を受け入れ、生きていくため、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが、“死刑執行人”と呼ばれるギャングに目を付けられ—。映画史に刻まれる愛と暴力の切なくも壮絶な人生に圧倒される。