アンドレザ・ジャイアントパンダにインタビュー!
国内外のスターや監督のインタビューが日々、掲載されている当サイトだが、パンダへの取材記事は初めてだろう。それも体長3メートルの巨大パンダ。
今回、インタビューしたのは往年の名レスラー「アンドレ・ザ・ジャイアント」ばりのリングネームを持つ、アンドレザ・ジャイアントパンダである。彼は北海道のローカルプロレス団体<新根室プロレス>の所属選手だ。新根室プロレスは、その名の通り北海道根室市が拠点。アンドレザの人気もあって全国的に知られるようになった。
躍進の立役者は故・サムソン宮本会長。根室で玩具店を営みながら地元のプロレス好きを集めて団体を旗揚げし、抜群のアイディアと実行力で東京での大会も実現させた。アンドレザはDDTなどさまざまな団体にゲスト参戦してもいる。
そんな新根室プロレスがドキュメンタリー映画になった。タイトルは『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』である。
『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』
2006年に北海道根室市でおもちゃ屋を営むサムソン宮本を中心に結成されたプロレス団体・新根室プロレス。 プロレスをこよなく愛し、地元を元気にするために立ち上がったサムソンが、100万円のリングを勢いで購入し、神社のお祭りなどで興行をスタートさせたのが新根室プロレスのはじまりだった。所属メンバーは、おもちゃ屋を訪れサムソンと意気投合したお客さんをはじめ、地元の酪農家や会社員など様々だが、みんなに共通するのは“学生時代イケてなかった”ということ。そんなメンバーにスポットライトを当てるべく、サムソンはひとりひとりにリングネームを命名し、覆面をかぶせ、新根室プロレスのキャラクターとして新たな命を吹き込んだ!“無理しない ケガしない 明日も仕事!”をモットーとしており、平日は仕事をしつつも休みの日にはプロレスを通じて個性を生かし光り輝いていく。
しかし、団体の人気がピークを迎えようとしていた2019年9月「難病・平滑筋肉腫と診断され・・・新根室プロレスを解散します」とサムソンから衝撃の告白が飛び出す。東京・新木場1stRINGで行われたサムソンの引退試合には、超満員の300人が詰めかけた。結成13年間の感謝を込めて13番勝負の全てを戦い抜いたサムソンは「病気を克服して必ずこのリングに帰ってきます」と言い残し、リングを降りた。しかし1年後、家族に見守られながら55歳でこの世を去ったのだった。サムソンの死から3年が経過した2022年10月、活動を休止していた新根室プロレスのメンバーは新木場1stRINGに再び姿を現すこととなり・・・!?
リーダー・サムソン宮本をはじめ新根室プロレスの熱い生き様を追ったのは北海道文化放送(uhb)。ナレーションは北海道出身であるTEAM NACSの安田顕が務める。
制作年: | 2023 |
---|
2024年1月2日(火)ポレポレ東中野、1月6日(土)シアターキノほか全国順次公開