「東京コミコン2023」ついに開幕」
3日間にわたって幕張メッセにて開催される「東京コミックコンベンション 2023」が、2023年12月8日(金)より開幕。今年で7回目となる東京コミコンは、午前11時の開場を待ちきれないファンが長蛇の列となり、開場時間を30分早めて開場となり、朝から会場はファンたちの熱気に包まれた。
【12:00~盛大なオープニングセレモニー】
東京コミコン2023の幕開けを飾るオープニングセレモニーから、ステージは早くも満席に。メインMCの小田井涼平も、登場するや「ステージから見るとホントに人・人・人、凄い人で埋め尽くされてますね。僕が一番興奮しているかもしれません」と詰めかけたファンの多さに驚いた様子。そしてオープニングセレモニーがスタートすると、まずはアンバサダーである新田真剣佑が登壇。「ホントに凄い人ですね。皆さん楽しんでいってください」という挨拶に続いて「東京コミコン 2023」の開催宣言をすると、場内から大きな拍手が巻き起こった。
続いてPR大使/コスプレアンバサダーの伊織もえが登場し、「『ハリー・ポッター』が大好きなので、ハーマイオニー風の衣装で来ました!」という挨拶で作品愛をアピール。その後、株式会社東京コミックコンベンション代表取締役社長の胸組光明が「去年まで出来なかった、みなさんの好きな形で3日間楽しんで下さい」と挨拶した。
そしていよいよ来日セレブの入場となり、ステージ中央から次々とセレブが登場。そのたびに客席から歓声を超えた悲鳴にも似た大歓声と大きな拍手が巻き起こっていた。
まずスタイリッシュな黒の衣装で登場したのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでお馴染みのポム・クレメンティエフ。「日本に戻って来れてとても嬉しい。東京コミコン、バンザイ!」と挨拶すると、続いてコミコンファンにはお馴染みのダニエル・ローガンが「ただいま~!」と叫ぶと客席からは一斉に「お帰り~!」と大きな声援が。自身のスマホで撮影しながら登場したボバ・フェットことテムエラ・モリソンも、日本語で「お元気ですか!こんにちわ‼」と続いた。
そしてエヴァンジェリン・リリーは「こんにちわ、ありがとうございます。戻って来れて嬉しいです。みなさんのおもてなしに感動しています」とファンに手を振りながら挨拶。黒地に花柄のワンピースで登場したナタリア・テナは「ご招待頂き、ありがとう! 後でファンのみんなに会えるのを楽しみにしています」と笑顔でコメントした。
そして<MinaLima>の魔法を東京に持ってきたかったというミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマ(『ハリポタ』関連のデザインを手掛けるコンビ)に続いて、C.B.セブルスキー(マーベル・コミックス編集長)が流暢な日本語で「どーもーどーもー。東京、またお会いできてうれしいです。今年も楽しみましょう!」と東京コミコン愛あふれる挨拶をしました。
客席のボルテージはますます上がり、ユアン・マクレガーが「こんにちは、ハロー! みんな来てくれて!」と挨拶すると、その一言毎に客席から大歓声が。さらに、トム・ヒドルストンが「ハロー! お招き頂きありがとうございます!」と日本語で挨拶すると、さらに会場の熱気は上昇。
ダメ押しとばかりに「こんにちは、トーキョー! クレイジーな週末になりそう!」とマッツ・ミケルセンが、「お会いできて嬉しいです。ファンタスティックな週末だ!」とベネディクト・カンバーバッチが登場し、場内は大興奮のるつぼとなった。
最後にクリストファー・ロイド御大が「みなさんが素晴らしい週末を送ることを祈っています」とベテランらしく落ち着いたコメントで締めくくると、場内も温かい拍手に包まれた。
もちろん「東京コミコン」恒例の鏡開きも
続いて、東京コミコンのオープニングセレモニーではお馴染みとなったコミコンの大成功を祈念する鏡開きが行われ、その準備中も伊織もえが「このステージにいて、大使の立場じゃなく素の自分でワクワクしています」と語ると、MCの小田井順平も「ここは究極のマルチバースですね!」と興奮。
その横で、マッツ・ミケルセンは木槌を手にやる気満々の様子を見せ、ベネディクト・カンバーバッチは木槌を2本持ち。エヴァンジェリン・リリーは頭から木槌を振り下ろす素振りをするなど、来日セレブは準備の間も楽しんでいる様子だった。
そんなこんなで、ステージ上に並ぶ樽を半被姿の登壇者全員で「よいしょ、よいしょ、よいしょ~!」の掛け声と共に一斉に鏡開きを行った。
その後は、エヴァンジェリン・リリーの肩を抱き寄せるベネディクト・カンバーバッチの姿に客席から悲鳴が起こり、テムエラ・モリソンは再び自分のカメラで壇上のゲスト陣や客席を撮影。最後にはトム・ヒドルストンが客席に投げキッスを送ってステージを後にするという、印象深いオープニングセレモニーとなった。
(フォトセッション並び順:写真右から)
ナタリア・テナ、クリストファー・ロイド、ユアン・マクレガー、トム・ヒドルストン、マッツ・ミケルセン、ベネディクト・カンバーバッチ、エヴァンジェリン・リリー、ポム・クレメンティエフ、テムエラ・モリソン、ダニエル・ローガン、ミラフォラ・ミナ(MinaLima)、エドゥアルド・リマ(MinaLima)、C.B.セブルスキー、伊織もえ、小田井淳平
【14:00~伊織もえ×MinaLima WE LOVE ハリー・ポッター!】
午後には映画『ハリー・ポッター』シリーズのグラフィックデザイナーであり<Studio MinaLima>の共同設立者であるミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマ、そして『ハリー・ポッター』の大ファンでもあり、「さっきのオープニングセレモニーはメチャメチャ緊張しました」と語るPR大使/コスプレアンバサダー・伊織もえが登壇し、『ハリー・ポッター』の魅力や、MinaLima の二人に迫る貴重なトークが繰り広げられた。
【14:20~セレブ・ステージ:ナタリア・テナ】
続いて、『ハリー・ポッター』シリーズのニンファドーラ・トンクス役で知られるナタリア・テナも交えたステージが。「この役を演じるまで原作や映画も見ていなかったが、演じるうちにどんどん作品に取りつかれた」と語るナタリアは、『ハリポタ』のみならず様々な作品で活躍するだけあって、「DC、MARVEL、007、何でも出てみたい!」と今後の展望を語った。最後に『ハリポタ』コスプレイヤー20人が登壇すると、そのクオリティの高さに「アメイジング! ウェルダン! ファンタスティック!」と絶賛してステージは終了した。
【15:00~アーティストアレイ・ステージ feat C.B.セブルスキー】
続いて、自らもアーティストアレイに出展しているマーベル・コミックス編集長のC.B.セブルスキーを招いてアーティストアレイの魅力やコミックスの魅力を、マーベル、DC などのアメコミ界でも活躍する日本人アーティストであり、セブルスキーとも20年来の友人である柳亨英(やなぎ あきひで)と共に、アメコミファンにはたまらないトークが繰り広げられた。
「ハロー、ハロー、ハロー。トーキョー、コンニチワ!」とご機嫌な様子で登場した セブルスキーは猫が大好きということで、チェシャ猫の靴を履いての登場。「2016年からほぼ毎年来ていて、毎年大きなイベントになっていて嬉しい」「ゲストやファンの熱を見ても世界中でもトップクラスのコミコンだ」と東京コミコン愛を炸裂させました。そしてマーベル・コミックスで活躍する日本人アーティストの略歴やアートを紹介し、「今年は100人以上のアーティストがファンのみんなと会うのを楽しみにしている。アーティストアレイに行けば必ず何か気に入るアートがあると思うし、様々な国からアーティストが来ているので、ぜひアーティストアレイに来てね」と魅力をアピール。最後には「僕の子供の頃の夢はマーベルで働くことでした。誰もが、信じればその夢は叶います。今僕は、そんなみんなの夢をかなえる仕事をしているのです」と、アーティストを目指す人々にエールを送った。